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母になって1年

産院に向かうタクシーの中で「この子はサンキューの日に生まれるんだね」って笑い合ってから1年。この1年は人生の中でどの年よりも忘れがたき年となりました。

生きていく上では辛いことも悲しいこともあるけれど、一緒に乗り越えていきたいし楽しいことを作り上げていきたいと願った1年前。まさか自分の子どもが難病になるとは思わず、初っ端から治療や入院で辛い思いをさせてしまいました。
幸いなことに治療経過は順調で、春からは最後の治療に入る予定です。このまま寛解してくれることを願って止みません。

母親になった1番の気付きは、育児において当事者目線を持てたことでした。今までシングルマザーの就労支援をしたいと取り組んできましたが、どんなに寄り添っても母親目線を持てていなかったのだと、子どもを育てながら深く反省しました。

産後はまず頭が働かない。書籍を読むのも内容が入ってこず、最初は1冊の本を読むのに1ヶ月かかる始末。
また、子どもを優先すると1日8時間の労働は難しく、更に子どもの発熱や感染症で仕事を休まざるを得なくなると生活は立ち行かなくなる。
理論上分かっていはずのことをこの1年当事者として体験できて、多くの気付きを得ることができました。

私が精神的に参ってしまったこともあり、ビジネスプランは白紙状態です。
でも以前と違うのは、今の私には明確な「あるべき姿」が描けていることです。今後は「あるべき姿」をどのように実現できるか、作戦を練りたいと思います。

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