APT Woman主催の「起業家精神・マインド - 女性起業家というキャリア -」を聴き、自分を奮い立たせる

昨日「女性ベンチャーのための経営スキルアップ講座」というセミナーを拝聴しました。

この講座は東京都が主催する「東京都が起業や経営者としての成長をめざす女性に対して、経営やスケールアップに必要な知識やスキルを提供するとともに、同じ志を持つ起業家や事業を加速させる協力者・支援者と出会い、連携していただくことを目的に、さまざまな場と機会を提供する」APT Women(Acceleration Program in Tokyo for Women)が主催するプログラムです。
事務局を01ブースターというシェアオフィスなどを展開する会社が担っており、グロービス生が何名か参画していることで知って応募しました。

起業することを決めてからもうすぐ1年。これまで妊娠・出産・チーム崩壊(原因は私)と紆余曲折を経てきました。育児も落ち着いてきたので5月から起業にむけて仕切り直ししたものの、本当に私に実現できるのか、分不相応なことをしているのではないかと思い悩む日々。
そもそもシングルマザーではない私がシングルマザー向けのサービスを考えて、共感してもらえるのか?思いはあるけど、本当にそれは世の中のニーズに沿っているのか。独りよがりではないのか。目の前の赤子をあやしながら、自問自答を繰り返していました。

全8回のうち、昨日のテーマは「起業家精神・マインド - 女性起業家というキャリア -」。CRAZY WEDDING創設者の山川 咲さんと株式会社Mentor For 代表取締役社長 池原 真佐子さんの2名にお話しを伺いました。
不勉強な私はおふたりとも存じ上げませんでしたが、それぞれ異なるバックグラウンドで奮闘された話がとても刺激的で、片手に赤子を抱きながら食い入るように聴いていました。
その中で、はっとした一言。

「世の中はまだ信じてなくても、自分が信じられることをやりきることが起業」

シングルマザーにインタビューする中で、スキルアップや資格取得など向上心があるのに、「お子さんが熱を出したとき、面倒みる人はいるんですか?」と面接で言われて心を痛めたり、子どもと向き合うことを優先するが故に自身のキャリアを諦めている方がいることを知りました。世の中はリモートワークやフレックス勤務など柔軟な働き方ができるようにシフトしているのに、それは一部のホワイトカラー向けでしかない。新卒採用で正社員として採用され、そのまま歩み続けなければキャリアアップのチャンスは得られないし、簡単にレールから外れてしまう。でも本来働き方ってもっと自由で選択できるものではないでしょうか?
私は一人で子育てしていても子どもとの時間を十分確保しつつ、消去法ではないキャリアの選択ができ、働くことで社会と関わり自身も成長していける世界を実現したい。シングルマザーが抱える様々な問題のレバレッジポイントは「就労」だと考えています。

そのためには「何故起業するのか」「何をやるのか」「何故自分がやるのか」「どのような世界を実現したいのか」等を自分の言葉で考え、人に伝え、賛同者を増やし続けないといけないと感じました。

私は至って凡人であまり頭が良い方ではなく、だから人以上に行動する!と決めたものの、上には上がいて落ち込んだり、自分って誇れるところがないなぁと悲しくなることが多々あります。ただ、私はとても諦めが悪いんです。
あったらいいな、という世界を現実のものにするために、引き続きもがきたいと思います。

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