失恋した話(その1)
もう13年も前のことなのにこんなに覚えてるんだ。書いててびっくりです。書いてて泣きそうです。
はじめまして。クリトリふう魔といいます。読みにきて下さってありがとうございます。別にポジティブな話では全くないので、こんな経験したやつもいるんだなって気持ちで暇な時にでも読み進めて頂ければと思います。
もう13年くらい前、あーしが22歳新卒1年目の話なんですけど。書いててもう干支一周もしたの?って気付きましたが。僕には以前付き合ってた女性がいました。高校の同級生で、めっちゃかわいいです、どストライクでタイプです。彼女とは高校生の時に1度お付き合いして、進学を機にお別れしました。(今考えると別れなきゃよかったと本気で思います)。次会ったのは成人式の日の同窓会です。いわゆる成人式マジックです。僕は仙台、彼女は東京なので、遠距離でした。当時僕には他にお付き合いしている方がいましたが、どうしても高校生の時の気持ちが蘇り、メール(当時ガラケー主流)の名前も男友達の名前に変えてなんとか連絡を取り続けてました。まぁある日携帯見られてバレて別れることになりまして、その子とお付き合いするんですけど。
就職して1年目、彼女と遠距離ながらもデートを重ね、仙台で同棲しようという話にトントン拍子になりました。身の丈に合わないお高いマンション、メゾネットタイプ、下の階は医学生専用です。もう大好きで大好きで、この人と結婚すると思い込んでいたし、他の異性はもうホコリにしか見えませんでした。とにかくめっちゃかわいい、薄い唇、巨乳、同級生、オタク。オールビンゴ。
同棲して4日、職場の先輩とフットサルに行った帰りのことです。送ってもらう車の中で、帰ったら彼女いるんすよ〜と惚気ながら携帯を開きメールを見ました。
『東京に戻りたい。東京に残してきた男友達のことが大事って気づいた。その友達が仙台まで迎えに来てて、今ホテルにいる。』
え
心臓がギューーーーと締めつけられたようでした。我、同棲4日目ぞ?何の画面を見ているのか、果たして僕は本当に文字を読んでいるのか?とにかく信じられくて言葉を失なって、何度も見返しました。今考えると何が正解だったのか、タケミッチくらいタイムリープしたいです。ホテル行って連れ戻すべきだったのか、男殴ればよかったのか...。
だって、言ってたのに。その男友達、風俗通いやばくて、大嫌いだって。なのに?なのに?なのに?離れてそいつのほうが大事って気づくとか、ありえる?
高校生からの付き合いvs進学してからの数年、戻ってきてくれるだろうという自信がありましたし、黙ってマンションで待ちました。彼女が帰ってきました。
無言でした。
あぁ、これはもうそういうことなんだろう。僕は彼女に問い詰めもせず、悟ったような気になりました。家の中であ゛ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!と叫んだのは後にも先にもこの時だけでした。
数日後、仕事終えてマンションに戻ると、彼女も彼女の荷物もありませんでした。荷物運び込んで、同棲して1週間なのに。彼女、東京のアパート引き払ってきたのに?どこに行くとこあんの?...ああ、男か....。絶望しました。改札までお見送りに行くことができました。もう、これで【終わり】なんだな、と思いました。
『いつか言おうと思ってた言葉、もう〇〇じゃない人には言うことないと思うから、言うね。』
『愛してる。結婚しよ。』
僕女々しいから、『この家は一緒に借りたとこだから、いつでも戻ってきていいよ。』と保険にもならない言葉も添えて。
新幹線のドアが閉まるプルルルルルって音ってあんなに残酷なんだね。エスカレーターで登っていく彼女の姿が見えなくなるまで頑張って立ち続けて。確かもうその場に座り込んじゃった気がするんだけど。(今座ったらもう立てない、立てない)って思いながら頑張ったんだけど、やっぱり立っていられなくて。
どうやってマンションまで帰ったから本当に覚えてません。放心状態、心ここに在らず。家帰ると彼女の匂いするじゃないですか。ボディクリームの。ジルスチュアートの。
ここから気持ち悪い話なんですけど、ここで読み終わって閉じてもいいです。別に、俺こんな人なんで。
泣きながらカーペットに染み付いた匂い強いところに鼻押し付けて必死で彼女の匂いを体に取り込もうとしました、相当辛かった。あと、コロコロ家中にかけて、彼女の髪の毛集めてビニール袋に入れて保管しました。これ普通みんなやらないの?そうなの。でも、匂いって結局分子だから、吸うとなくなっちゃうんですよね。匂い感じたくて嗅ぐのに、嗅ぐとなくなっちゃうんだよね。そのジレンマももう一層失恋心をえぐってきてさ。
いつのまにかですます口調にならなくなってしまいました。僕このマンションでは彼女のこと抱かなかったんだよね。4日目でそうなったから抱く暇もなかったっちゃなかったんだけどさ。なのに彼女でてった先で、男友達ん家に行くとするじゃん、もう絶対抱かれるやん。って思うやん。あり得んやん。
もう毎日泣いて、1人飲み覚えて、1人でゲーセン行ってフィギュア取って増やして。
長くなったのでその2書きます。もし最後まで読んでくれた優しい方がいらっしゃれば、次も読んで頂けると幸いです。別に供養するわけではないですし書いたから、読んでもらったからといってこの後悔と嫉妬が消えるわけでは一切ないですけど。
ありがとうございました。
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