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2021年試験に出題された内容、出題傾向

新型コロナ肺炎の影響で2021年は7月と12月に行われました。 例年は140問(午前70問、午後70問)出題されていましたが、2021年は午後、100問へと試験時間、試験問題が 減っております。

2021年出題された問題として、状況設定問題が10問~15問出題されました。これは例年に比べかなり多く出題されています。
状況設定問題で問われた内容は、人工呼吸器に関する内容が多く出題されました。
『総論』の項目の呼吸器の歴史は、毎年出題されていましたが、2021年は全く出題されませんでした。
また、出題数の少なかった項目として、『呼吸リハビリテーション』も1~2問の出題でした。 そして、計算問題は1~2問しか出題されましたが、これも例年より少ない出題数となっております。
※ただし2019年に関しては計算問題(AaDO2などの計算問題)が多く出題されています。

下記は2021年12月に実際に出題された状況設定問題です(^^♪。

18歳、(180㎝、55㎏)、男性が右肺の痛みと呼吸困難感が出現し受診。SPO285%、血圧90/50、呼吸数30回/分、打診で鼓音を認める。胸部レントゲンにて右肺に著名な虚脱、大量の気体貯留による横隔膜の下方偏移を認めた。適切な処置はどれか?                                                                                                         ①経過観察 ②挿管 ③穿刺脱気後胸腔ドレナージ ⑤緊急手術     

A ③
解説、公式テキストP174、175を参考にしてください。
細身の長身、男性、打診で鼓音、胸部レントゲンで虚脱を認めている事から気胸と診断できる。 よって、回答は気胸の処置である③。

皆さんの試験合格の為の一助となれば幸いです。
※なお皆さんに同試験に合格して頂きたい為、わかりやすく表現していま
す。少し過激な文章となりますが、ご了承ください。


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