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1回目のコーチングを実施しての学び

これからプロのコーチを目指していくために、コーチングに関する様々な勉強をし、膨大な量の経験を積んでいく必要があります。
そのなかで、自分自身がコーチとして誰かに関わる第一歩を踏み出すことができました。
その一歩は、外から見れば小さな一歩ですが、自分の中ではとても大きな一歩を踏み出せたと思っています。
今回はそんな第一歩目の経験とそのからの学びについてまとめてみたいと思います。

コーチとしての第一歩

先日受講した、コーアクティブ・コーチングの基礎コースでの体験を持って、本格的なコーチングに関する学びと実践が始まりました。
その過程において、まだコーチングの「コ」の字も出来上がっていない私ですが、幸運にもクライアントとなってくれる人が現れました。

これからも学びは様々あり、たくさんのことを吸収していくことになるかと思いますが、ただただ吸収するだけではなく、やはり実践していかないと身につかない、コーチングは実践やそこで得た経験値が重要であると認識しています。現役のコーチの方々からすると、むしろその経験値こそがすべてだと言われるかもしれません。
それほど重要な実践の相手になってくれる人がこんなに早い段階で見つかるのは非常にありがたく、貴重な機会ですので、早速クライアントと日程を調整し、約1時間のコーチングを実施することにしました。

まだまだ少ないながらも、学んだことや得た知識を総動員して臨んでやるぞ、1時間という時間をクライアントにとっても有意義な時間になるようにしてやるぞと思い張り切ってみました。
しかし、張り切ってみたところで、とてもじゃないけど総動員できる気がしなかったので、気持ちを切り替えました。
とにかく、好奇心を持ってクライアントの話に傾聴し、自分の直感を信じて対話していくことに集中することに決めて臨みました。

結果は全く思い通りには行きませんでした。

自分が意識していたこと、やりたいと思っていたことに意識がいってしまい、クライアントに対してフォーカスすることができていなかったように思います。
今まで学んだことや、事前に意識していたことはなんだったんだと、終わってみて反省し、凹みましたが、これもまた経験の1つです。
この経験を今後に活かすために、今回の記念すべき第一歩目を振り返ることにしました。

反省点から得た自分なりのイメージ

今回の大きな反省点としては、やはりクライアント自身にフォーカスしきれなかったことです。自分の考えていることに対してや、クライアントが話す事柄に対してばかりにフォーカスしてしまっていた気がします。
そんな反省点を踏まえて、改めて思いました。「傾聴しているってどんな状態のことなんだろう?」ここは、基礎コースで学び体験したことであるはずなのに、改めてこのような疑問が浮かび上がってきました。

もちろん、コーチングのスキルなどはそんな簡単に身につくものではありません。勉強を重ね、経験を積むことで身についてくるものであるはずなので、1回目から実践できるものではないのですが、自分のなかでコーチングのベースである傾聴の部分すらもまだまだ認識が曖昧で、甘かったのではないかと思いました。

そこで、改めて「傾聴しているってどんな状態のことなんだろう?」ということを、その状態をイメージしてみることにしました。すると、こんなふうにイメージが出来上がっていきました。

クライアントの話に傾聴し、クライアントの「人」の部分にフォーカスするということは、「クライアントが見ている世界観や頭のなかで見ている景色と同じものを見に行こうとする」ということなのではないか?
さらに、「頭の中にある景色を見るってどういう状態だろう?」ということをもう少し具体的にイメージしてみた結果、出てきたイメージはこれでした。

クライアントの頭の中にはプラネタリウムが広がっていて、そこでクライアントが見ている星空を一緒に見上げているようなイメージだ!

そこからどんどんイメージが膨らんでいき、それぞれこんな風に捉えました。

北極星はクライアントが一番大切にしている価値観で、まずはそれが星空のどの位置に見えているのか?
また、その周りで強く光っている星が他の大事な価値観たちで、それらはどのような配置になっているのか?
そして、それらの星を結びつけてどんな形の星座が見えているのか?

このようなイメージで、クライアントとの対話を通して、クライアントが見ている景色をイメージしていくことで、クライアント自身にフォーカスし、クライアントが理想としている星空を一緒に作っていく作業をしていくことで、自分がコーチとして関わっていけるのではないか、と想像しました。

このイメージを自分自身のコーチング体験に照らし合わせてみると、コーチングを受け始めた当初の自分の夜空は、厚い雲に覆われていて、最も輝いているはずの北極星すらもはっきりと見えていなかったと思います。
そんな状態からスタートして、徐々に雲が晴れていくなかで少しずついろんな星とその配置が見えてきたようなイメージです。
今では北極星もはっきりと見えており、その周辺の星やそれらの星の組み合わせによって作られる自分なりの星座もいくつか見えてきたような気がします。
この先、星の配置が変わってきたり、組み合わせ方を変えることで違う形の星座が見えたりすることもあると思いますが、それらの新たな発見が得られるかどうかは今後の自分自身に対する期待や楽しみになるのではないでしょうか?

すごく感覚的で曖昧かもしれませんが、今回の反省点を通じてこのようなイメージを得ることができました。
我ながら、良いイメージだと思い、忘れないために記事にしてみましたが、これが本当に正しいイメージかの答え合わせはまだ済んでいません。
答えがあっているかどうかはわかりませんが、こんな経験や反省や学びを糧としてこれからのコーチング道を進んでいきたいと思います。
ただ、記事にできるほどのネタを得たので、その意味でも大きな一歩だったのかもしれません。




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