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◆国民は、もう限界だ。

 私は今から20年以上前に、こうなる未来を見た。

 勉強?受験?大学へ進学して就職?その先の未来に自分の姿を見た。高校は進学校に進むも3年間、授業中も帰宅してもとにかく寝まくった3年間。

 未来に何もないことを知って何を頑張れというのか。国からあれこれとこじつけられて税金だ国民年金保険料だと所得をピンハネされる現代の労働環境で、奴隷のように働いて幸せになれるのか。

 ハッキリ言って、同じ働くということ一つとっても、30年前と今とでは明らかに環境が異なる。文明の進化、技術の進歩、モノやコトに溢れた現代社会で、日本が立たされているリアルな現状というのは、何も生み出せていない、惰性で劣化していく国としての立ち位置。

 団塊世代、団塊ジュニア世代が後世に残した未来が今なわけだが、それでもなお、増加する高齢者の医療負担を若い世代に肩代わりさせようとするこの国の更なる後世には一体何が残るというのか。

 その上で、子供を増やそうとしている政府。こんな罪深い政治があっていいのだろうか。所得倍増とか新しい資本主義社会とか、風呂敷を広げ過ぎた突拍子もない発言を、国民がいつまでも許すだろうか。

 社会におけるジレンマは避けて通れないことも理解はできる。すべてを同時に好転させることなど元からできないのだということはわかる。円安が進めば株価が上がり、物価も上がる。しかし給料が上がらない。スタグフレーションが起こるなど誰も予想していなかったことだ。

 挙句の果てに、南海トラフ巨大地震が起ころうものなら、日本政府は機能しなくなり、国内経済活動は壊滅的な被害を受け、数か月に留まらない停止を余儀なくされるだろう。

 就職氷河期世代が報われることなど一度もないまま終わるんだろうな。治安はもっと悪化するだろう。お世辞にも今年は良い年になるなどとは思えないし、言えない。絶望の極み。

 これはあくまでも私の持論だけれども、おそらく、今はプライドやら精神論やらで余計にポジティブであろうとすることはリスクであり、やるべきなのは「理性を失わない努力」ではないだろうか。精神や思考を自暴自棄に導くことのないように、全力で防御すべきなのが今ではないだろうか。

 逃げずに戦い続けることこそ至高?本当にそうだと言い切れるのだろうか。逃げていいんじゃないの?むしろ、逃げたほうがいい。昔ほど報われる機会があるのなら頑張れば良いが、パラダイムシフトはすでに起こっている。

 国でさえ手に負えないような状況で、自分だけは救ってもらえるとも考えていない「諦めた人」が「無敵の人」に置き換わっていくんじゃないのかね。だったら、想定可能なそういう未来を前提に国は政策を実行すべきだろうと思うが、どこまでも能天気な政府である。

 国防に今このタイミングで5年で数十兆円も予算編成する意味はあるのかな。日本を攻撃したとしても致命的デメリットしか発生しないことはどの国も理解しているはずだが。まんまと北朝鮮のミサイルや中国の領海侵犯に踊らされている格好。

 だから日本はちょろいとナメられるんだろうな。隣国の思う壺。これは当分、酷い状況が続くんだろうね。また何か大きい惨事が起こるとも限らない。参るね。

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