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◆干ばつが相次ぐ気候変動

 世界は、生きていく上で最も重要なものの一つ、水において元々不平等なのである。

 干ばつにより干上がる湖、蔓延する蚊によるマラリア感染が現実に悪化しつつある。

 また、北極や南極の氷が解け、海面上昇が問題視される一方で、何百年、下手すると何千年、何万年と眠っていた未知のウィルスや菌が目を覚ましている可能性が高い。

 もしかすると、コロナなど比にならないくらいの世界を大混乱に陥れるパンデミックはこれから訪れるのかもしれない・・・。大自然が、増えすぎた人口を抑制しにかかってきているような印象さえ感じられる。

 これがもし自然の摂理だとしても、きっと人類はこれに抗い続けるのかもしれないが、ところ変われば人同士が戦争して命を奪い合っていることもまた事実。

 日本ではすでに、海水を超高速で大量に真水に変換する装置が開発されていて、もしかするとこの技術が世界をリードすることも考えられる。海面上昇に抗うレベルにまで到達することを祈りたいが、きっとこれに抗ったとしても、また別の問題が襲い掛かってくるのかもしれない。

 自然とは、人為的に破壊を繰り返せばいずれ必ずその報いを受ける。利益ばかりに突っ走る業者による森林伐採がどんな結果を生むことになるのかは想像するに容易い。そもそも、利益とはなんなのか。将来的な報いを受けることを覚悟してまで求めるべき利益とはなんなのか。誰が得をし、誰が損をするのか。

 誰かが損をしてもかまわない、自分さえ満たされればそれでいい、そういう人間たちが現代社会を作ったと言える。無論、自然も黙って見過ごしはしないだろう。

 地震を起こし、火山を噴火させ、山火事を起こし、大地が干ばつし、嵐が吹き荒れ、大洪水を起こし、ウィルスを蔓延させ、阿鼻叫喚の自然の怒りは、不定期で人々に襲い掛かる。これに備えをとか言っている一方では逆行した自然破壊をしている。

 やっぱり人間は宇宙規模で見れば言うほど有能な生命体ではないのだろう。

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