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【#インド】100円の返済を巡って少年が・・・

 金の貸し借りは、借りる側だけに問題があるように思われがちだけど、貸す側にも大いに問題がある。仮に、貸した時には返済の見込みがあっても、事態急変で返済不能になることもあるのが貸借の落とし穴。

 家や車のローンやリボ払いだってそうだよね。購入当時は余裕で返済の見込みがあると思って契約したけれども、生きていれば何が起きたって不思議はない。借金をするには相応の担保を要求されるでしょ。返済不能になった途端、全てを失うリスクをちゃんと理解している人は、ローンなんか組まないし、リボ払いなんか絶対に使わない。

 今、銀行やクレジットのローンに関する広告がめちゃくちゃ掲載されてるけど、返済の見込みがあったって借りちゃダメだよ。

 それよりは、生活水準を思いっきり下げて、最低限の生活スタイルに慣れておいたほうがいい。その練習をしたければ、収入がいくらあろうと欲求を切り捨てること。

 子育てだってすごく似てると思うんだよね。最低でも1000万はかかるとして、病気や事故のリスクは当然ある。じゃあ、生命保険とか医療保険とか組む?毎月その分支払いが上積みされるよね。で、二ッチもサッチもいかなくなると、あとは政府の制度に頼りっきりになる。それが少しでも滞ると批判しか残らない。

 待機児童問題は今も続いているでしょ。年間出生数は年々減っているのにもかかわらず、待機児童問題がずっと解決せずに円滑に運用されないのは、国からの補助金減額が大きく関係していると思うんだよね。で、追い打ちをかけるように母子手当なんかも複雑化してこれまで通りに満足に受給できなくなってきている。

 あれだよ?失業保険だって本来もらえる金額から数十円~数百円差っ引かれてるんだよ?これは各自治体によって額は異なると思うけど、事実、国が保証するあらゆる手当は、今後もジリジリと減額方向に向かう。

 そういう状況下で、未来の自分から多額の借金をするっていう暴挙に出るのは何を根拠にしているわけ?

 遠目に見たって今の日本社会は、後世をより苦しめる流れになっている。1970年~1990年の惰性で2000年まで生きて来れた人たちと、2000年以降に働き始めた人たちが立たされている状況はまるで別でしょ。

 今60代以上の世代のマネをして生きようとすると大やけどするぞ。だから、彼らの古い考え方を排除した上で、これからどうやって生きていけばいいかを自分たちで考えないといけない。

 お金が無きゃ生きていけないんだから仕方ないみたいな考え方が一番危険なんじゃないかな。100円でインドの少年が人を殺すってのは単に一例であって、日本だって僅か数千円のためにタクシー運転手を殺害した事件だって起きてる。

 今のキャッシュレス社会でさえもコンビニ強盗が起こるのはなんでなんだろうね。20万円以上を強奪したコンビニ事件に関する記事を見たことがない。よくて8万円とかそんなもん。5万円以下のことなんてザラに増えてきた。で、コンビニ強盗の高齢化も同時に垣間見える。70代だよね、大概。

 じゃあ、若い世代の犯罪はどうかというと、特殊詐欺に思いっきり流れてるよね。それと同時に「コンビニ店員詐欺を未然に防ぎ感謝状」の記事が急増している。傍から見てるとうまいこと需給関係が築かれているじゃないかって思っちゃう。

 被害者も実際にいるんだから、これ見よがしに感謝状を渡している記事を掲載すべきではないんじゃないかなって思うけどね。なんかもう、コンビニアルバイトは名誉な職業であるかのように美化されつつあるじゃん。じゃあ、コンビニの無人化は社会にとってはマイナスになるよね。バカバカしい。

 メディアの頭の悪さにはほとほと呆れてしまう。誰がそんな記事読みたいんだ?って。詐欺グループへの当て付けの意図もあるのかもしれないけど、ある意味逆効果でしかない。詐欺そのものを防いだのならそれは良いことだけれども、そんなの記事にするなって。内々で処理すればいいじゃん。

 感謝状をもらったアルバイトは顔、名前、年齢まで晒されてるけど、それは問題ないわけ??名誉の代償にしてはあまりにお粗末な気がするが。

 同じコンビニで同じアルバイトスタッフが2度目3度目の詐欺防止なんていう記事が最近チラホラ見られるようになったでしょ。その数だけが積み上がっていくってだけのことで、詐欺そのものが減るわけではないし、なくなりもしない。

 もっと実のある記事を書けって言いたいね。どう考えても頭悪いでしょ。詐欺を防いだことそのものを大っぴらに記事にしたって詐欺グループは屁とも思ってないよ。変に日本の特徴の一つにカウントされている気さえするよね、この件に関しては。「詐欺は社会において大前提ですよ!気を付けましょうね!」って警察まで言い出す始末。撲滅する気なんかまるでない。

 そもそもね、社会の構造の多くは、ヒトが生きていく上で感じる不安や悲しみ、負った傷なんかを金に換えるような仕組みが確実に存在する。そこに付け込んだビジネスモデルはごまんとあって、そのおかげで救われている人たちもいるんだろうけれども、大抵は足元見られてる。そういう元々の構造を、詐欺グループが転用しているに過ぎない。

 娘さんがが怪我して入院したからどうのこうのとか、息子がオレオレで会社の小切手無くしたとか、よくありそうなことを並べ立ててクレカや現金を奪うようになった。

 全部繋がってるよね。加速的に腐敗が進んでいる日本。詐欺グループが組織としてその精度を上げていったら、詐欺だと見抜くのも難しくなっていくんじゃないかね。持続化給付金だって不正に受給しようなんて考える人たちが数百人と湧いて出てきたほどだ。

 今後、デジタル庁がデジタル化を推進していくと、きっと脱税もできなくなるから、法人であっても節税しにくくなるだろうし、自営業もバタバタ浄化されていくだろうね。これから自営業始めようと思うなら、よっぽど条件が揃ってないと難しいよね。

 個人商店街は間違いなく閑散とした光景へと変わっていく。大型ショッピングモールでテナント入れたとしても、マージンを払えなくなったら叩き出されるわけで。そうやって淘汰されていくんだろうな。

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