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【#月の満ち欠け】物事は、無い状態から満ちて欠けていく

人も、長く生きていると、これまで得続けてきたものを、歳を重ねるごとに少しずつ、少しずつ、失いながら生きていることにある時ふと気付かされる。

今が幸せと思えても、ずっと続くことはない。

今日も無事過ごせたと安心していても、実のところ明日はどうなるかはわからないのだ。

でも、大抵は、その現実を見て見ぬふりをして、今日まで無事に生きてこられたのだから明日も無事に過ごせるだろうと思っている。

25年、30年も生きられれば良かった時代に比べると、現代では人生100年時代、二十歳から60年働くことになるなどと言われる昨今。

徐々に徐々に欠けていく月。

やがて、太陽の光を返すことのない新月が訪れる。

満月の時に照らしていた光は、真逆のほうへ返している。

「過去を振り返るな」

前向きで、良い言葉のように聞こえる。

しかし、時に自身が歩んできた過去を振り返ってみるということは必要なことではないかと思う。

それを周期的に繰り返して、これから進む道においては過去の過ちを再び三度繰り返すことのないようにするという意味で。

過去を忘れたふりはできても、無かったことにはできない。

かと言って、振り返る必要もないほどに清廉潔白な人生こそが正しいということではない。

他人の過ちを咎め批判するという行為自体、本来自分の人生には言うほど関連性があるわけではない。

それを、自分の価値観や正義感というレンズを通して他人の行いや人生を糾弾するというのは行き過ぎる。

結局、自分の定規は他人にとっては杓子定規である場合がほとんどなのだから、いちいち測るまでもないことに気付かないといけない。

政府においても世代間格差は生じていることで、この度の総裁選で当選するであろう河野氏が総理になったとして、日本は新月を迎えるかどうか。

長らく続いた景気低迷、デフレ、GDP微増。

日本経済が再浮上することがあるとすれば、単体では何ともしようがなく、来年大きな変化を迎えることが考えられる。

世界情勢も大きな変化を迎えるため、その影響を避けて通ることはできないだろうね。

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