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◆TwitterやGAFAMの大量解雇の津波は日本にも。ついにホワイトカラーの専門職がAIに代替される時が来た。

 すでに、アメリカはその準備段階にフェーズを切り替えている。イーロンマスクを批判している人たちは、その事実にまだ気づいていないのだろう。

 もう肩書すらも通用しない、そんな時代が来る。とはいえ、立派な肩書を掲げている人たちが日本にも大勢いらっしゃるようだが、それでも日本再生には遠く及ばないものだったのだということは、きっと誰もが日々肌で感じていることだと思う。

 それでもあなたはニートをバカにできるのか、よく考えたほうがいい。いつだったか、「フラット化する世界」という上下巻で販売されている本を読んだことがある。古い本だ。世界がフラット化するとはどういうことなのか、本を読んでもイマイチ実感できないのは至極当然。

 未来予測というのは大方外れるものだということもまた多くの人たちが体験しているに違いないけれども、事、世界がフラット化するほどのパラダイムシフトはついに世界中を混乱に陥れることになる。それがシンギュラリティだ。

 どう頑張っても、大卒だから安心、資格をたくさん持っているから安心、そんな価値観は見るも無残に捻り潰される時代。つまり、「優秀な人材」ほどAIにとって代わられる時代ということ。これまでの頑張りは一体何だったのか、そのことに失望する人たちがまだまだこれから増えていく。

 政府はそういう人たちへのケアを政策でもってカバーしていかなくてはならない。ようやく介護負担も2割へと切り上げられ、社会保障の在り方も見直される時期へと入ってきた。

 この大きすぎる津波は誰も止めることができない。未来に大きな期待を抱いている人たちは少ないかもしれないけれども、それでもこの津波の影響は、人々の過去や現在の何もかもをあっさりと上書きしてしまうほどのインパクトを与えるだろう。

 もはや何をどうすればいいのかわからない、そういう意味での混乱を経験することになる。私個人的には2年近く前にそのような状態に陥った。「もう私個人にできることはなくなった」と。別の言い方をすれば、「私でなくとも世界は勝手に変化し続けていく」と。夢や希望、そういったものすらも抱く余裕がなくなり、ただ世界の変化を見続けるだけになってしまった。

 多くの人々が働かなくて良くなる、そういう世界は、一見素晴らしい世の中のように思える。しかし、働くことで人々が叶えてきたこれまでの夢や希望というのは、少なからず人の幸福に直結していたに違いないし、そのことで人が生きていく上での自信や誇りといったものを積み上げていく場でもあったに違いない。

 私もいろんな場所や業種で働いてみたものの、どこで仕事をしていても、未来がない、いずれ消え去るのだとわかる、仕事とは実に短命なものなのだと感じてきたもの。

 シンギュラリティ(技術的特異点)は、人工知能が人工知能を開発するようになる転換点となるため、人が介入せずとも世界が自動的に動いていく。ヒューマンエラーも起こることなく、トラブルを人工知能自身がシューティングしていき、技術をさらに飛躍的に進化させていく。

 人類が世界にとって有害な生物である、そのような結論を人工知能が出した時が、きっと世界の終わりなのかもしれない。

 人は何をして生きていけばいいのかと言えば、何もしなくてもいいのだけれども、スポーツや仮想空間での時間の過ごし方を中心にしていき、近い将来、死ぬという概念さえも上書きされ、人々は肉体を離れ、意識のみとなって生き続けていく。

 その行く末は、宇宙の旅かもしれない。意識のみとなれば必要なのは電力だけだから、食べる物も飲み物も要らない。あなたはそういう人生(?)を選択するだろうか。

 つくづく、とんでもない過渡期に生きることになったものだと思う。数年先の未来すら見えるはずがない。よくよく日々のニュースを見続けるといい。世界はすでに早すぎるこの変化のせいで拒絶反応を示している。

 少なくとも一度は世界中が阿鼻叫喚する光景を目の当たりにするに違いない。人間は、やることがなくなると口減らし目的で戦争をする生き物だ。そこには理由も真っ当な理屈も正論もない。

 ロシアのウクライナ侵攻もひょっとしたらその過程の上に起きたことなのかもしれない。とんでもないニュースはこれからも流れてくるだろうけれども、決してどんなニュースを目の当たりにしても畏れるのではなく、受容する以外に選択肢はない。

 こういう未来がそこまで近付いていると思えれば、足元の幸せにも気付けるのかもしれない。好きな人との時間、自分が好きなものを食べたり飲んだりする時間、笑顔になれる時間、本来人が求めるようなことを求めて生きていけばいいのだと思う。

 岸田首相も大変な時に総理のポストを引き受けて、世論からは叩かれまくってさぞ心労が祟っていることだろうと思う。首相降ろしに躍起になっているメディアの姿ももう見飽きた。誰がちゃんと制御できると思う?誰もいないと思うけどね。それを岸田首相のせいにするのは明らかに筋違い。

 過去を叩く野党も何の役にも立たない。与党野党の垣根なく、一緒に未来のためにできることを、建設的な議論でもってやることを決めていってほしい。

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