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ミニ四駆をちょっとイイ感じに撮影するコツと、イイ感じにするグッズはダイソーにあるぞ!という話

最近、ミニ四駆のコンデレはオンライン開催が多いです。ミニ四駆ジャパンカップ2021のコンデレもオンライン開催となっています。

ミニ四駆のオンラインコンデレは、自分で写真を撮ってツイッターなどのSNSで公開する形が一般的となっています。つまりは、エントリーする作品の魅力を伝えるには写真でアプローチをしなくてはいけません。

履歴書の証明写真やマッチングアプリのプロフィール写真等では、写真の見栄えが悪いと人物の印象や魅力が下がってしまうと思うのですが、コンデレ写真も同じで、いくら素敵な作品を制作しても、写真が微妙だと作品の魅力が伝わらず、作品のポテンシャルを活かすことができません。逆に言うと、写真の力で作品のポテンシャル以上の魅力を生み出すことができる可能性があります。

ちょっとした撮影手法の工夫で良い感じになるよ!的なTipsがタミヤ公式ツイッターからも話題に上がったりもします。

普段コンデレに参加しない僕も、JC2021コンデレ2にエントリーしてみたりしていまして、ちょっと真面目に写真撮っていたら楽しくなってきました。

そんな最中、そういえばダイソーには撮影に便利なグッズがいっぱい!という事を思い出しました。

そんなわけで、今回は僕的にイイ感じに写真を撮るときに行っている手法と考え方、ダイソーグッズで撮影ブースを作ってみて実際に撮ってみた所感などを書いていければと思います。基本、手持ちのちょっと良いカメラ(SONY ZV-1)での撮影を前提としていますが、iPhoneで撮影した画像も交えて紹介していきます。

このnoteを読めば、こんな感じの写真が撮れるかもしれない。

ミニ四駆を撮影する時に意識すべし大事なポイント

挙げだすとキリがないのですが、ミニ四駆以外の撮影にも言える事だとおもいますけど、簡潔に言うと大事なポイントは、

・被写体に適切な画角(焦点距離)を設定

・ライティングを怠らない

・環境に最適な明るさ(露出)を設定

・撮影場所のセットアップを怠らない

・外枠に余裕を持たせて被写体を撮影する

・何度もアングルや設定を探って、何枚も撮影する

・トリミング、編集を前提として撮影する

なのではないかと思います。細かく一点一点を解説しながら進めると、かなり長くなってしまうので、参考になるサイトを交えつつ、簡単に解説していきたいと思います。

画角(焦点距離)

カメラや構図にもよるので一概には言えないのですが、カメラと被写体の距離が30cm程度で良い感じに被写体の全体が映る画角で撮影すると、ミニ四駆単体を撮影する際に無難な感じなります。iPhone 11 Proのカメラでいう所の2xズームは、焦点距離としては52mmとなり、この値で撮影しようとすると、ちょうど被写体との距離が30cm程度で、肉眼で被写体を注視した時と同じような印象を持つイイ感じの画角になっているので、これを基準にすると良いと思います。

明るさ、ライティング

ライティングは撮影において一番大事なポイントだと個人的に思います。大雑把な説明になりますが、一般家庭の室内照明は、被写体に対して光源の位置・距離・強さ等が適切でないことが多いと思います。なので、室内撮影においては、被写体に対して適切なライティングを行うのが理想で、真上+左右前後で合計3灯を基本として考え、各ライトの位置、数、光の強さを調整して狙ったライティングを行います。室内の電気を消し、ライティング用のライトのみで環境を整えると不要な光の差し込みが出なくなりますので、より狙ったライティングが可能になります。

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ライティングの原理は3Dでも同じなので、UnrealEngineなど、フリーで使用できるゲームエンジンでライティングの練習を行うのもアリかと思います。ゲームや映像制作のポジションとして、ライティングアーティストという役職が存在するほど、プロの現場においてもライティングは重要な存在となっています。3D上で習得したライティングのコツは現実でも通用すると思いますし、実際、僕がそんな感じなような感じがします。少なくとも、現実でどのようなライトが必要か理解力が増すと思います。無料の素材集も豊富なので、セットアップ・ライティング済のデータを見ることもできます。

ライティングに使うライトですが、ダイソーでも引く手あまたの種類のLEDライトが販売されていて、それらを上手く使う形でも大丈夫ですが、可能であれば、撮影用ライトの購入をオススメします。ライトの色、強さを調整できるのが強みです。

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肉眼で被写体がカッコよく見えるようにライティングできたら、一旦ライティングは完了として、次はカメラ越しに肉眼で見た時と同じ印象、またはイメージしている印象に近づくように明るさ(露出)を調整します。

露出調整は撮影する上で設定が一番難しいポイントだと思います。僕も苦手です。iPhoneの場合は難しく考えずに露出の値だけで調整ができるので、設定が狙いやすいと思います。オート調整だと、明るくなりすぎたり暗くなりすぎたりするので、オート調整でダメならマニュアル調整したほうが良いです。

この際にイメージ通りにならない、入ってほしくない影が入っている等々が出てくると思うので、ライティングを微調整します。

撮影場所

ちょっと順番が前後してしまいますが、本来は最初に行うべきポイントです。撮影を行うロケーションに日常生活感が見え隠れするものが映り込んだり、背景シートを用意しても、背景の境界線などが見えてしまうと、それらがユニークに際立ってしまい、上品さが欠けてしまったり、安っぽく見えてしまいます。言い換えると、作品の世界観から現実に引き戻されてしまいます。イメージとしては、撮影場所は現実に存在しそうで存在しない異世界や、創作上のロケーションを作り上げるイメージでセットアップします。

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僕の机は絵に描いたようなゲーミングPCデスクで、背景コンセプトとして成立している感があるので、ぶっちゃけ撮影ブースが無くてもライティングだけでもいい感じに撮れる環境ではあったりします。冒頭で貼ったロードスピリットの撮影も、撮影ブース無しで机の上だけで撮影しています。

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撮影ブースに関しては今回ダイソーグッズで整えてみたので、後で記載します。

撮影

さあ、とうとう撮影です。ここまでで既に長い気がしています。

ポイントとしては、カメラ側の設定とアングルを探りながら何度も撮影し、撮影環境を片付ける前に写真をしっかり確認します。問題があれば取り直します。

撮影において一番大切なのは、トリミングと調整を前提として、撮影範囲に余裕をもって撮影する事です。余裕をもって撮影することで、トリミング時に被写体の位置調整が行え、複数の写真を掲載する際にバランス感を整えやすいです。

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この写真はSONY ZV-1で撮影した写真になります。こんな感じで撮影したら・・・

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こんな感じに調整します。改めて見返したら被写体がちょっと窮屈に感じる且つ、右寄りになっちゃいました。もう少し明るめの印象にしたかったので、撮影時の設定が良くなくて全体が暗い印象があります。調整不足です。妥協しています。こういう事態にならないように何枚も撮影して、一番具合が良い写真を厳選して使用することをオススメします。調整時に少し明るくしていますが、可能であれば、画質調整なしで完結するのが望ましいです。が、難しいです。

また、写真を見る画面によって色が薄い・濃い、画面が暗い・明るい等々発生することがあります。リファレンスターゲットとしてはiPhoneなど、世界で流通量が多い画面で奇麗に映るように調整を心がけると、イメージしている画質で皆さんに見て頂けます。

画像編集が終わった段階で、少し休憩をとって、時間をおいてから改めて写真を見ると、編集時に気づかなかったミスや違和感に気づける事もあるので、簡易ダブルチェックをした方が良いです。↑はやってないのでミスってます。

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こちらはiPhone 11 Proにて撮影した画像を同環境にて撮影、編集したものです。ZV-1で撮影した写真に見劣らない写真になったと思います。

というわけで、ココまで読んでいただけた方には、ちょっとした工夫をするだけでイイ感じにミニ四駆を撮影できる事を理解してもらえたんじゃないかと思います。

ダイソーで撮影用に買ってきたもの

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結構適当に買ってきている感あるのですが、ブースのベースとなる組み立てラックと、背景用の素材、その他あると便利かなと思ったものを買ってみました。

そもそもなのですが、なぜ専用品をつかわずダイソーで揃えているのか、という話になるのですが、撮影用の専用グッズは結構高いです。安いの買うとマジでしょぼいので、お手軽に済ませる場合、100均で買えるものでグッズを揃えるのが導入としては良いと思います。本格的なのが欲しくなったら、欲しくなった時に買えばいいんじゃないかと思います。

多分一番楽な撮影ブース

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大き目な模造紙や和紙などを敷く。以上。これだけでもイイ感じに撮影できます。

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ピントがイマイチあっていなかったりしますが、妥協しています。

組み立てラック撮影ブース

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本格的っぽく見えるのが良いです。背景紙として黒の画用紙を敷き詰めていますが、紙の継ぎ目や折り目が見えてしまうとカッコ悪いので、一枚で収まるように撮影するか、継ぎ目が目立たないように工夫をしたほうが良いです。紙が浮き上がらないように上手く接合すれば目立ちにくくなると思います。

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この組み立てケースの良い所は、面がクリアスモークとなっており、光源がぼやける為、自然な光になります。

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ダイソーの画用紙の場合、継ぎ目が見えてしまう事を逆手にとってカラフルに見せる手法もありだと思います。

色んな背景素材

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はぎれの布を買ってみたのですが、折り目が目立つので、あえてシワを作ってあげるとイイ感じになりました。

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こちらはランチョンマット。質感が良いので雰囲気が出ます。

こんな感じに環境を整えると、背景紙に使う素材がどの程度のサイズがあれば成立するか見えてくると思いますので、徐々に素材を揃えていったり、環境をアップブレードしていくと楽しいんじゃないかと思います。

最後に

撮影のちょっとしたコツは、どうしても話すの長くなりがちでツイッターで伝えきれないので今回noteに書いてみた次第なのですが、どうだったでしょうか。僕もプロという訳ではなく自己流で自分がやっている事をただ書いているだけなので、目に余る部分もあるかと思いますが、この記事が参考になれば幸いです。

リモート四駆Zはもう少々待ちください()

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