久々に感情を歌にした話
3年ぶりらしいです(ひえっ
とりあえず聞いてください
今回久々の歌ってみたとして歌ったのは、『Atelier LadyBird』さんが2021年12月に投稿した『エゴイズム』という歌です。
高音だったりリズム感だったり色々甘いなぁと自覚している部分は多々ありますが、今の僕のフルパワーは出せたと思っています。
オリジナルについて
オリジナルは『夕凪夜』さんが歌唱を担当しています。
僕がこんなことを言うのは良くないかもしれませんが、自分よりもよっぽどこの曲に合った声と歌い方をされていて、ぜひオリジナルも聴いてみて欲しいです。
歌うに至った経緯
ご存知の方もいるとは思いますが、『志優』は21年末から「省エネモード」に入り、当時定期的にしていたラジオ『しろーとめせん』も終了させました。
今まで病名の名言は避けてきましたが、21年10月頃にうつ病の診断を受けたことがきっかけです。
「省エネモード」に入ってからしばらくは、歌をはじめとした色々な活動から離れて、投薬治療とカウンセリングを続けてきました。
そんな中、22年9月13日にとあるきっかけで僕から分裂した存在であるVライバーの『猫尾しゆう』がライバーデビューをしました。
「彼」が誕生した理由の一つに、「『志優』がカバーできない範囲をカバーする存在とするため」というものがあります。
詳細は下記記事にありますが、「クオリティを追求したい『志優』に足りない手数やリーチ距離を補う」ためや「積極的に色々な手法を実験する」ための存在として、これまで『志優ファミリー』に沢山貢献してくれて、そしてこれからも貢献してくれることと思います。
そんなとても助けてくれた存在である『猫尾しゆう』がデビュー2周年を迎えることとなりました。
この節目で、ささやかながらも『志優』としても何か関われることはないかと考え、2周年テーマソングを『志優』歌う構想が立ち上がりました。
選曲について
2周年テーマソングを『志優』が歌う中で、曲を色々検討し『エゴイズム』に出会いました。初めてこの曲を聴き歌詞を見た時、自分のこれまでや今の感情とマッチする部分が多くありました。
特に下記の箇所が、パートナーである黒羽翔さんをはじめとして「省エネモード」に入ってからの僕を支えたり助けてくれた沢山の方々への感謝の気持ちがストレートに伝えられる歌詞になっていると感じました。
本当に、たくさんの人へ情けないところを沢山見せてしまいました。
沢山荒れたし、沢山の方に当たってしまいました。
それでも信じて向き合ってくれていた皆さんが居てくれたおかげで、治療を進め減薬の段階までくることができました。
決して誇張等ではなく、本当に皆さんが支えてくれていたから、僕は今日生きて、これからのことを語れていると思っています。
そんな気持ちを伝えたいと思い、この曲を歌うに至りました。
『猫尾しゆう』2周年記念動画での使用について
実際に歌うことは決めたものの、この歌ってみたを『猫尾しゆう』2周年の記念動画で使用するかどうかは、かなり長い間悩み続けました。
というのも「省エネモード」に入ってからの2年以上、ほとんど歌を歌っていませんでした。
ボイストレーニングも4年間ほど休んでいたので、基本的な歌唱技術などもすっかり鈍ってしまっていて、自分で聞いても明らかに下手になっていると自覚していました。
この状況で歌った歌を、2周年のテーマソングにして良いものか、2周年という節目を台無しにしてしまわないかを懸念していました。
今となっても、原曲ではなく僕の歌ってみたを使用したことは良かったのか、答えが出せていません。
当日も、『猫尾しゆう』2周年の配信が始まる20時まで、何度も聞き返しては歌いなおしてMixしなおすを繰り返しながら、同じような問答を繰り返していました。
本当にギリギリまで悩み続けていたので、原曲と自分の歌ってみたの2パターンで、記念動画の制作を進めていました。
最終的に歌ってみた音源で進めると心を括ったのは、上に書いた気持ちを『猫尾しゆう』を応援してくださっている皆さんにも伝えたいと思ったことがきっかけでした。
もし「省エネモード」のままだったとすれば、この世界に帰ってこなかった可能性があります。
自分なりにできることを探して、裏方の世界に絞って活動していたかもしれません。
そんな「省エネモード」の自分にスイッチを入れることができたのは、『猫尾しゆう』の存在があったからであり、『猫尾しゆう』を応援して支えてくれていた人がいたからでした。
『志優』が「彼」のファンと関わることはあまりありません。
それでも、「彼」のファンが「彼」を支えてくれたからこそ、この世界に戻ってくることができたと考えています。
その意味でも、「彼」を応援している方々にも気持ちを伝えたいと思い、できる限りクオリティを高めつつ歌ってみた音源で完成させることにしました。
最後に
原曲を創られた Atelier LadyBird 様とこの楽曲に関わられた全ての皆様に尊敬すると共に、今回の歌ってみたを投稿する上でご協力いただいた全ての皆様、動画を観ていただいた皆様、このエントリをここまで読んでくださった皆様、その他ご声援いただいている皆様に心より感謝申し上げます。
今まで通りの活動に戻るまでには相当な時間が必要になると思います。
すでにボイストレーニング等も再開はさせていますが、今の所「省エネモード」に入る前の状態に戻れるのもいつになるか分かりません。
それでも、いつの日か、必ず「応援していて良かった」と思ってもらえる日が来るよう、全力で前に進んでいきたいと思っています。
それが、僕のできる皆様への 「小さなこと」だと考えています。
どうか、これからも気長に暖かく見守ってもらえると嬉しいです。
なにとぞ🙇