僕が今回も選挙に行って思ったこと。
「投票する以上、責任をもって投票したい」
きっと誰もがそう思っていることだろう。
僕は選挙に関わる気が全くないわけではない。
しかし、どこどこを支持しているとか、だれだれを崇拝しているとか
特段そんな熱心な人間でもない。
なんとなく、選挙に行かないで結果を眺めるのはよくないと思っているからなるべくいかなくちゃいけない。そう思っているだけである。
「選挙に興味ないわけではない」
きっとそう思っている人はいっぱいいるだろう。
日本の選挙とは消して単純なものではない。
アメリカのように2大政党制をとっているわけでもない。
前回、地方統一選挙の際、僕の地区の区長選は1vs1の構造であり
非常にわかりやすい選挙だったと感じた。
どちらがより自分の考えに近いか。
どちらがより期待を寄せることができるのか。
どちらがより”まし”か。
そうやって、考えやすいからだ。
さて、今回の選挙は国勢で、たくさんの政党があり、たくさんの人が立候補していた。
そのなかから、誰がどこが自分の考えに近いか見定める必要があると感じだ。
しかし、そこで僕は気づいた。それをしっかりと比較できる場所がないことを。
国から配られる選挙新聞は、体裁もバラバラ、雑多な文字列。
読んでも大して意味のない、注釈のような文章。
どこの誰が何を考えていて、どこの部分に自分に近くて、どこの部分が自分と違うのか。
そんなことすら読み解けない選挙新聞。
大声で耳障りのいいだけのことを喚いているだけの街頭演説。
一番わかりやすいのは政党の特色を表で比べてくれるまとめサイトぐらいだろう。
結局この情報の中で、良さそうな人を見つけ、HPを探し、ブログを読み、
そうやって候補者に行き着く。
それしかないのが現状だ。
① 投票する以上、責任をもって投票したい
② だけど、誰がどこが何を考えているのかわからない
③ だから投票に行かない
きっと、そう思って投票に行かない人はいっぱいいるだろう。
わかりやすく、嘘がなく、使いやすく。
世の中がそう変化している時代に、取り残されるている。
「そういうのを自分で探しに行くのが重要だ!」という人もいるだろう。
だけど、本当に時間をかけるところはは「情報を探す時間」ではなく、
「誰が自分にとってより良い投票先か」を考える時間ではないだろうか?
だから、選挙の候補者がわかりやすく比較できたら、
投票率はきっとあがるだろう。
そしてそこから興味がわいた人は個人的な発信の場所に行けばいい。
しっかりと入り口を作ってあげれば、人は考えることができるのだ。
まずは選挙新聞の体裁のテンプレートを作るからでも
選挙のHPを比較できるように作り変えるなど
いくらでもできることがある気がする。
各候補者の発信力に、選挙はいい加減任せすぎだ。
有権者のひとりひとりが意識を変えないといけない。
それはまごうことなき正しきことだ。
だけどきっと、
ひとりひとりがもっと気軽に選挙に行けるように、
国政を意識できるように、
システムを変えていき、
まずは投票率を上げることが長い目でこの国を見たときに
きっと必要があることだと僕は思う。
しかし、きっと投票率を上げたくない人たちがこの国にはいるんだろう。
これについてはまた次回書くとしよう。
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