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【コラム】スポーツを何と捉えているか


みなさま、はじめまして。
一般社団法人スポーツコーチングJapanという
団体の運営を手伝っております山本隼也と申します。
本業は会社員ですが、スポーツの指導者育成に関わっているので、「スポーツの子どもの成長に与える力を考える」というテーマで、3回の連載をさせていただきます。宜しくお願いします。

【目次】
スポーツの子どもの成長に与える力を考える
第1回「スポーツを何と捉えているか」
第2回「スポーツがもたらしてくれるものとは」
第3回「これからの子どもとスポーツとの関わり方」


第1回目は「スポーツを何と捉えているか」ということを掘り下げたいと思います。
第2回・第3回は参考図書をご紹介する形でテーマを考えていきます。



【スポーツは「教育」か「遊び」か】


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早速ですが、皆さんはスポーツって何だと思いますか?

ここで大きく考え方が分かれると思いますが、
「教育の手段」「遊びの一種」に大別されると思っています。
英語だとphysical EducationとRecreationでしょうか。



子どもの成長段階によっても変わってきますし、どちらが正解ということでもないですが、
子どもとスポーツの関わりにおいて、親がこのスポーツをどう捉えているか、コーチがどう捉えているかが、子どものスポーツへの向き合い方に大きく影響すると思っています。



おそらく誰も100%どちらかだと考えている人はいないはずで、どちらの面もあることは認識していて、それぞれに思うその比重に違いがあると思います。



【親やコーチがスポーツの機会・選択肢を奪って欲しくない】

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私自身はスポーツの教育的価値を強く捉えていて、そこは第2回の内容になりますが、スポーツだからできる教育的価値があると思っています。
ただ、それと同時にスポーツはやりたくなければやらなくていいものだとも思っていて、なぜならそれは遊びだから。


他にやりたいことがあるなら、スポーツを受動的にやらされるよりはそれを主体的にやった方が人間の成長につながると思っています。

スポーツの遊びの要素には必ずハマるポイントがあるはずで、何も嫌なことがなければ面白いと思えるだろうし、面白いと思えないのはスポーツそのもの以外の要因が大きいのではないかと思っています。


私はコーチや親の要因が大きいと思っていて、
悪気はなくてもスポーツを教育的に捉えすぎると、どうしても強い言葉を使って指導をしたり、もう一つ「勝利」を追い求めることで、教育的な要素からも離れたものになる可能性を持っています。



「いいコーチに出会えずスポーツを嫌いになってしまう子どもを減らしたい」
「子どもたちからスポーツをするという成長の機会・選択肢を奪って欲しくない」
という思いで、スポーツコーチングJapan の活動に携わっています。




【スポーツはいくらでもある】

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自分の子どものころを振り返ると、
小中学生の時にはやめたくてもやめられなかった柔道とやりたくてもチームに所属する勇気がなかった野球というのがありましたが、スポーツが自分の選択肢からなくなることはなかったので、スポーツが嫌いになってしまった原体験はないのですが、

体育という科目をスポーツと捉えると体育が嫌い=スポーツが嫌いとなってしまうかもしれないなと思っています。



何か競技をやっている子どもには他の競技もあるという選択肢を、体育でしかスポーツに触れていない子どもには体育ではやらないスポーツが他にもいっぱいあるということを教えてあげて欲しいです。

そんな私も
「子どもにラグビーをしてもらいたいなと思いながら、早く始めすぎて面白さに気づけず好きになってくれなかったらどうしよう」とか、
「自分がその原因になってしまわないか」
とか考えて、まだチームに参加させられずにいます。


理想としては昨年のラグビー ワールドカップに影響されて自分からやりたいと強く思ってもらうことでしたが、「やってあげてもいいよ」というセリフにとどまり踏み出せませんでした。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は具体的にスポーツがもたらすものについて書かせていただきます。

続く。(次回は、11月20日(金)配信予定)




【プロフィール】

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一般社団法人スポーツコーチングJapan
山本 隼也 Junya Yamamoto

1984年北海道士別市生まれ、大学卒業まで北海道育ち。 広告会社にてマーケティング、ブランディングに携わりながら、2018年よりスポーツコーチングJapan(SCJ)に参画。小学校1年生から柔道を始めて高校1年まで続け、高校2年でラグビーと出会い、大学まで続けた。特技は人の顔と名前を覚えること、積ん読。趣味は文章を書くこと、動画編集、ラグビーも現役でプレー。

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動画編集 : 動画クリエーター 橋本さとこ


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