みんな無自覚に自分勝手だ。

人に「変わらないでね」と言う癖に自分は薄情に変わってゆく。自分勝手に。

昔の同級生に、君は学生時代こんなエピソードがあったよね。破天荒だね。きっと今も、変わってないんでしょ?と言われたが全く覚えていない。
本当にそんな出来事があったのか?わからない。記憶を司る脳ミソのアレが、多分衰えてきている。

私はいくつか前の記事に、確か同じような事を他人に宣った。「変わらないで」と。

人は無責任に他人に理想を押し付けて自分は無責任に変わって、生きている。めくるめく時を過ごして。
私もまたそんな理想を誰かに押し付けられては薄情に忘れて裏切り、脳ミソのアレがアレだからと言って忘れてゆく。

世界中の誰しもが、誰かの理想を押し付けられて生きているのかもしれないと、思った。知らんけど。私も、誰かの偶像崇拝の茶番に、置かれているのかもしれない。

年々薄れる自分の記憶力にゾッとする。
こうして何もかも忘れて無責任に老いて死んでゆくのだろう。私についてのキレイなままの思い出が君たちの中にあるのなら、私は出来るだけ、それを否定せずに、生きてゆくよ。

いつかきっと忘れる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?