綺麗事書くしかないみたい。


元旦、被災した。人間擬きの様な人間の癖に、一丁前に初詣をしようと石川県金沢市の神社へ向かっていた渋滞中の車内であった。
知人の車で向かっていたが知人が便所をしにコンビニへ離脱。私は運転席へ移動ししめしめこれは今日から俺様のプロボックスだ。等と考えながらももいろクローバーZを流す。最近少しハマっている。

他人の車の運転中の天災というものは正直に不謹慎に申し上げると、シュールだ。しかも地震を受け初詣ドロップアウトする車も増えてスイスイ進み出してしまう。このまま私の車になってしまうかと思った。

そこからは余震に怯え、年始の楽しいテレビも無く暗いニュース·····等のありきたりな日記はどうでもいい。私は正直被害者ぶりたくないので。

さて。


こちらの記事で書いた先輩と会う予定だったのだが会う場所は石川県内の予定。もちろん中止。私はやっと下ろされた蜘蛛の糸に涎を垂らしまくりだったのだが、それもまた夢になり。

会う予定だった日にバイトを入れて、スケジュールは即効書き換えた。まるで元々会う予定が無かったかのようにしたくて。

先輩は被災地の出身の方だった。

何もかもが、それどころでは無いのだ。だから私は被害者というツラをしたくなかったのだ。

特に何の力にもなれない人間擬きの水とタンパク質の塊で恐縮だが、彼の幸せだけは祈りたい。

クソファッ謹賀新年。

虚しくて虚しくて仕方が無い。仕事を詰めて良かった。自分は死んでもどうでもいい。貴方は幸せでいてくださいと。祈り、飯を食って、寝る。
なんとなくもう会う機会が無い気がする。だから会いたかった。これは縁起の悪い話では無くタイミングの話。

お元気で。

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