見出し画像

久しぶりのライブでした。

前回の投稿から数日が空きましたね。
心待ちにしてる人はいないと思いますが、一応お待たせしましたと言っておきましょう。
定型文みたいなもんです。


改めまして、お待たせしました。
最後の投稿が8月25日なので1週間ぶりです。
書きたい出来事は割とあったのですが、どうしてもできない訳がありました。

タイトルにある通り。
実は先日ライブがあったんです。
『沖縄芸人日曜16時ネタと企画』というライブだったんですが、これが投稿出来なかった理由になります。

と言うのも、実は私、記憶力がどちゃくそ悪いんです。

いつも私がネタを作り、それを相方の運天さんに送って改良してもらう。という形のネタ作りをしているんですが…
大方私がネタを作っているにも関わらず、ネタがぜんっぜん頭に入ってくれないんです。

ライブを控えていてネタを覚えなきゃいけない中こんな文章まで考えていられないんです。
そしたら多分ここで書いたこと半分とネタ半分の意味分からないハーフ即興漫才が産まれる事でしょう。

それは相方に申し訳ないので、ネタを覚えることだけにとにかく専念していた次第でございます。

これをもし先輩芸人やお笑いファンの誰かが見ると
(ネタ覚えるくらい大した事ねーだろ!
甘えてんじゃねーの!?気合い入れろよ!気合いだ!)
と某動物浜口さんのような事を思う方も居たり居なかったりするかと思いますが、これが私の実力です。
嗚呼悲しかな。

まあどうにか自分なりのネタの覚え方で乗り切れました。
ライブ前のネタ見せで、セリフ一つを完全に飛ばしてしまったことはオフレコとします。
(相方からセリフの最初の言葉を耳打ちしてもらっても思い出せないという完璧な飛ばしっぷりでした)

私の記憶力の話が長くなりましたので、ここからはタイトル通りライブの話をしたいと思います。

今日のライブはネタと企画というシンプルなライブでした。Googleカレンダーで過去のスケジュールを確認してみると、なんと5月の頭から劇場のライブに出れていませんでした。
約2ヶ月半振りのライブです。
これがまーーーーーー緊張する。

ネタ順が1番目だったので、公演のオープニングから袖でスタンバイしていました。
緊張しすぎて思わず「やばい吐瀉りそう」と呟いた時、隣にいたマッハ浜田さんが手で受け皿を作り無言で差し出してくれました。

いやぁ、よしもと沖縄は本当に素敵な先輩が多い。
お陰で私のような出来の悪い後輩もスクスク育ちます。

そんな素敵な先輩を背にして舞台に飛び出し、ネタが始まります。
ネタ中、ふと自分の指先を見ると少し震えているのが見てわかりました。
お客さんから見えないくらいだとは思いますが、いつも思うんですけど緊張が目に見える形で現れるのって少し面白いですよね。
あー、メンタルと身体ってちゃんと繋がってんだなー。
なんて頭の片隅で思ったりしながら、どうにかネタをやり切る事ができました。


そしてコーナーはコンビの片方だけが参加という形なんですが、今回そのコーナーをする方に選ばれてしまったんです。

今回のライブのコーナーは『ファンタジーしりとり』
ルールを説明すると、
まず1人目は、スタッフさんが適当に出した頭文字から続く「この世に存在しない架空の言葉」を言います。
(『ま』なら『マジョランカ』とか)
その架空の言葉に説明を後付けします。
(海外の香水の名前です、映画のタイトルです、とか)
その説明が他の芸人たちを納得させられたらクリア、できなければアウト。
2人目以降はしりとり形式で「架空の言葉」を出し、その単語の説明をしていく…というコーナーです。

もちろんアウトだと罰ゲームがありまして…
自分が作った架空の言葉を使って、物ボケか一発ギャグをしなければならないんです。
かなりハードな罰ゲームですよね。笑

私は一応芸人なのですが、一発ギャグも物ボケもやった事が無かったんです。
しかも持ちネタならまだしも、即興でギャグや物ボケなんか出来るわけがない。だって頭悪いもん。
何がなんでも罰ゲームは避けなければならない。
私はそんな思いでコーナーに臨みました。
(芸人なら覚悟決めろやというツッコミは心の中にしまってください)


そしてコーナーが進み自分の番が回ってきた結果、
なんとなんとアウトになってしまいました。
説明は省きますが、なんとなく何を言ってもアウトになりそうな雰囲気は漂っていたので、少し覚悟はしていました。
でもやっぱりきちぃ。やっぱりきちぃよ。


初の無茶振りでしたが必死に引き出して披露した一発ギャグもスベり、私にとっては『終わり良ければ全て良し』の対極の結果となりました。

でも久々のライブで久々に悔しい気持ちを味わい、
その悔しい気持ちから

「めっちゃ面白くなりたい。
もっと上手く、
面白くその場を盛り上げられる様になりたい。
もっとネタ書きたい。」

とお笑いに対する熱が再燃しました。

デビュー直前からコロナ禍に入って、正直意欲がどんどん落ちていくのを感じていたのですが…


すっかり忘れてた。
そうだ、自分は泥水啜って成長するタイプだった。

これが再認識できただけでも、一発ギャグでスベった意味はありましたね。
また9月8日に配信のライブがあります。
ここで功を奏すか泥水を啜るかはまだ分かりませんが、どちらにせよ自分の糧にしていきたいと思います。

皆さん、これからもよすみの成長をぜひ見守っていてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?