「ごめん」の呪い

不安になると、「ごめんなさい」と言いたくなります。
自分が悪いことをしているかどうかさえ分からない。
でも、なんとなく自分が悪いような気がして、反射的に「ごめんなさい」と言っています。
言ってから、胸がズキッとして、自分に対しても「ごめん」と重ねます。

被害妄想、加害妄想どちらなのか、それとも両方なのか。
わかりませんが、「ごめん」と言うことで自分に「お前が悪い」と言い聞かせているような気分になります。
私が悪いから、私がダメだから、よくないことが起こるんだ。相手を不快にさせるんだ。
そうやって自分を勝手に納得させているんです。

認めたくないんです。
自分が悪いから、と思っておかなければ、相手のせいにして怒らせてしまう。
実際にはそんなこと現実に起こってはいない。
でも、怒らせてしまうことが怖い。
責められるのが怖い。
自分が思うより、相手は私に何も思っていないのだと認めたくないのです。

「ごめん」と言っておけば、許される気がする。
でも、言うたびに胸が痛むんです。
でも、言わなければ気が済まないんです。
本当に勝手な自爆です。
でも自分で止められない。
止められないと思っていることさえ、認知の歪みなのかもしれません。

本当は「ごめん」なんて言いたくない。
反射的に謝る癖を治したい。
なのに勝手に出てきてしまう。
そのたび後悔するのが嫌。

怒られる、とビクビクしながら過ごすのをやめたいのです。

よるん、

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