自分が自分でない時のはなし。

せっかくnoteのアカウントを作ったので(おにぎり君の記事を読みたいが為に。めちゃくちゃかわいい)、久々に文章を書いてみます。

多分しまことして長文を打つのは初めてな気がするし、何なら長文自体がmixi以来の様な。インターネッツ、古の民。

今回書いてみようと思ったきっかけは、Twitterの相互フォロワーさんの金縛り体験の話を読んだから。その方は体調や就寝時の環境によって金縛りになりやすいらしく。

私も日々眠りの質が悪いのに、金縛りにはならないな?人生でかかったことはあったかな?などと考えを巡らせていたところ、ひとつ思い出した事があります。


あれは恐らく、中学生の頃。

CDショップでアルバムを購入し、特典でポスターを手に入れました。恐らく、B'zのBrotherhoodだったと思います。

それまでどのアーティストも何となくみんな好き、だった私が、同級生に金銀のアルバムをカセットテープに焼いて貰って、人生で初めてドハマりしたのがB'zです。

何度も何度も再生しました。カセットテープが伸びてしまい、稲葉さんの声が、松本さんのギターが、ぐにゃんぐにゃんに聴こえるまで。

それくらい彼らにハマってから迎えた、初めてのアルバム発売。人生で初めて手に入れたポスター。折り目を付けない様に大切に持ち帰って。嬉しくて仕方がなかったです。

中学生の私は『部屋にポスターを貼る』というのが密かな憧れでしたので、早速ベッドの近くの壁に画鋲で貼りつけ、稲葉さんを見ながらホクホク顔で就寝しました。

朝、起床すると。

ポスターが外されている???

ポスターが綺麗に勉強机の上に。画鋲は机から落ちない様に考えてか、ポスターの真ん中当たりに丁寧に置いてありました。

ベッドに登らないと貼れない位置でしたので、ポスターを外せるとしたら、私しかいません。でもそんな事をした記憶は、微塵もない。

疑問に思いながら一日を過ごし、帰宅後にポスターを再度貼替え、就寝しました。

朝。

また外されている。

ポスターが机の上に。画鋲はポスターの真ん中に。

しかし、今回は少し覚えがありました。夜中に突然目が覚めて、衝動的に思ったんです。

ポスターを剥がさなきゃ!!!って。

とても急いでいました。早く剥がさないといけない。

瞬時に起き上がります。画鋲は危ない。気を付けないと。でも早く。一刻も早く。ポスター。画鋲。早く。早く。早く!!!

無事任務は完了し、安心して眠りにつきました。あー、剥がせた。良かった…。

…何が良かったのか?

深層心理的に、画鋲が頭上にある事が怖かったんでしょうか。それとも、誰かが、その壁に何か貼られると問題があったんでしょうか。

全然金縛りとは似ても似つかない話ですみませんが、私が私でない様な記憶が未だにあって、恐ろしいです。もう一度検証する事も怖く、それからはポスターを貼るのをやめました。ごめんなさい、稲葉さん。


という事で、不思議な体験話でした。

お別れの曲は、B'zの衝動です。またいつか。


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