美容師たるもの美を追求せよ!

今日は髪を切りに行ったので、日記を書こうと思う。
本当は髪を切ってくれている兄ちゃんに言いたかったけど、めんどくさい客と思われそうなのでここに書く。

端的にお気持ちを言うと、美容師たるもの美を追求せよ!である。

なぜか?

他人にお金を払って髪を切ってもらうという行為自体に、美的観念が内包されているからである。
というのも、自分で髪を切って満足するならわざわざお金を払ってまで他人に髪を切ってもらう必要はない。

それにも関わらず他人に髪を切ってもらうということは、より見栄え良くしたいがためである。
(単に衛生上の問題で髪を切るなら見栄えは二の次であり、それは自分で切ることでも達成できる。)
よって、自分の髪の見栄えを気にして他人に髪を切ることを依頼するという行為は、その他人に美的センスを期待していることになる。

そして髪を切る代理人たる美容師には美的センスが求められるのである。
常日頃から美に対するアンテナを張り巡らし、その人が感じる美をお客さんの髪型に表現しなければならないのである。

ここで一つの反論が考えられる。
美的センスじゃなくて髪を切る技術そのものに期待して美容師に髪を切ってもらっている!という反論。

もちろんその側面は否定できないが、美の側面を無視して技術だけを取り出すことは不可能である。
なぜなら、髪を切ってもらいたい人はどのような髪型にしてもらいたいかを詳細に伝えることは不可能であり、結局はだいたいのイメージのが精一杯で、完成図は美容師に委託しなけれらならない。

その結果として依頼した本人が「なんじゃこりゃ!?」と思うような髪型になってしまうようでは、その美容師に依頼する人はいないだろう。
だからこそ、代理人として髪を切る以上、美容師は美的センスが問われるのである。

ということを髪を切られながら考えてたけど、口に出すのはめんどうなのでここに書く。

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