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並アマゴルファーの「夏休み研究」(4)心象作業の影響因子


夏休み研究(1)~(3)のまとめ

スイングは複合運動
スイングはインパクトに収束
クラブネックの形状とシャフトのシナリ・ネジレ動態解析
心象作業、心象プレートはスイング解析の概念装置

今回のテーマの「心象作業、心象プレート」の影響因子               スイング要因と身体要因

※https://youtu.be/CrpTiotQeJQ


スイング要因

スイング集合の特徴は階層構造とジグソーパズル形式

スイングレベル

作業場

スイングレベルの分類です
プロ、トップアマをAスイング(上段・赤)、一般の並アマをBスイング(中段・青)、初級者・初心者をCスイング(下段・灰色)とします

スイングは枠組みを持つ複合運動ですから「ス・イ・ン・グ」というジグソーパズルで表現すれば、三層の「ス・イ・ン・グ」になります

ゴルファーの習得スイングが枠組み内でピースレベルが揃ってないと、実践では利用できません


上半身作業&下半身作業                       

下部胸椎(Th8-12)の状態によって、身体の「運動準備状態」が変化します

「身体作業モード」と呼ぶこととし「粗大筋力モード」と「巧緻作業モード」に分類します

粗大筋力モード:下部胸椎がカチッと固定された、重量挙げ、バッティング、一部のスイングなどの準備状態                  巧緻作業モード:下部胸椎の可動性・柔軟性が保たれた、ジャグリング、本動画の目標でもあるスイングの準備状態です

スイング・マップー2.1


下部胸椎によって上半身と下半身を分割すると、テイクバック以降のスイングは重層構造をしめします

下半身作業としての「片側股関節位置固定型骨盤回転」と上半身作業としての「トップの切り返し構造」&「インパクト作業群」です


スイング・層状構造

作業場


スイングをA~Cクラス、上半身作業・下半身作業に分割すると、スイング集合は層状構造を示します


身体要因

生理・運動生理と解剖に大別できます

■左右対称性

作業場

ヒトも外観からDNAまで左右対称です
付加要素はネジレ

ヒトの基本運動の歩行では、左右対称性が維持された「直進歩行」は容易ですが、対称性が破れる「方向転換」では難易度が上がります

スイング習得で、とくに並アマは「対称性を維持したスイング」を目標にするのが良さそ~です


■歩行(2)

作業場

「歩行」を分析すると「歩行は静止安定姿勢を挟んだ連続運動」であることが理解できます

起点0から終点Cまでの歩行では、任意の時点(A,B)で静止することが可能です                       

起点0、静止点A,B、終点Cの全てが「静止安定姿勢」であり、この歩行モデルは起点と終点が、ともに「静止安定姿勢」の、3ブロックからなる複合運動であることが分かります


■「筋肉収縮は1/1スイング」                    筋肉収縮には回復時間が必要なので                  ある動作、身体部分の利用は1スイング、1回に限定されます


■関節の遊び 

「関節構造の保護」のほかに「運動の連結・円滑化」の役割をもっていますまた、関節は日常の多様な活動に対応できるように「多機能性」を持っています                                スイング構築では「利用する機能」を明確にすることが重要です


■「ヒト手指の機能的特徴」

ヒトを含む哺乳類、霊長目の手指の特徴は「親指と他の指との対向性に基づくモノを掴む能力」です

作業場



親指と人差し指(赤★)、拇指球と中指(青★)、拇指球と薬指(緑★)で右手のグリップ形状(左下)が決まります


■・・・クラブ把持手順

作業場

グリップ形状を踏まえたクラブ把持手順です

クラブ重心はシャフトの真上、                    左右肘、グリップ、クラブ重心が作る四面体の安定がポイントです



脊柱の解剖と生理


■環軸・後頭関節

作業場

脊柱の上端にある環軸・後頭関節モデルです
深部感覚訓練による右後頭隆起、軸椎歯突起の認識が重要です


■下部胸椎

下部胸椎(Th8-12)は上半身と下半身の連結部で、身体作業モードの規定因子です


■股関節と仙腸関節

股関節は骨盤と大腿骨を連結する球関節タイプの関節です

仙腸関節は腰椎と骨盤を連結する関節、外側仙骨稜が重要です


■スイング構築のポイント

適切な grand design

分析力・想像力・構成力・表現力

努力・根性・気合・・・・&信念



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