検索してはいけないワードばかりを検索していたガキ

「今日は〇〇の家、学校終わったらすぐ行くわ!」
お決まりのセリフだった

小学4年生の頃、クラスにいた出席番号1番の「浅田(あさだ)」がある時、一つの本をもってきた。
『検索してはいけないワード100選』
いかにもホラー好きな小学生が好きなタイトルの本だなと今でも思う(今でも少し欲しいと思ってしまう)。


あの頃、クラスにいたホラーが好きな友達たちと一緒に誰かの家に行っては、“検索してはいけないワードを調べて楽しむ”という生活が続いていた。
私たちの中で流行ってたのは、『ウォーリーを探さないで』『NNN臨時放送』などの、ドッキリホラー系の怖い動画が流行っていた。
ドッキリホラー系の怖い動画の中で、私が特に1番好きだったのは『be careful』だ。
脳がないガキだった自分は『be careful』の意味をしっかりと調べて、見つけた次の日には友達に勧めた。
すると大ハマりしてくれた。
そこで大ハマりしてくれた友達たちと2度としてはいけないことをしてしまったのである。


『be careful』の内容は少し忘れている部分もあるが、最後のシーンで「バスケットボールをもった白くて目の色が全て真っ黒の少女がこちらに向かって走ってくる」という内容であった。
大ハマりしたクソガキたちはそこで、良いこと(後に悪いこと)を思いついた。
「お楽しみ会でおもしろ画像集と偽って最後の写真にホラー画像を載せる出し物をしよう!」
あまりにも最低だと今でも思う。それなのにあの頃の私たちに怖いものはなかった。自分が楽しめれば良いという浅はかな考えにしか至らなかったのだ。
お楽しみ会の当日はスムーズに進んでいき、私たちの出し物の時間、おもしろ画像でクラスのみんなが笑いながら過ごし、和やかな雰囲気の中ぶち込んだホラー画像は、場は騒然とさせた。
担任の先生にはとんでもなく怒られた。当然だから何も言えないし、本当に申し訳ない気持ちになった。
この一件以来、もう放課後に“検索してはいけないワードを調べて楽しむ”なんてことはしなくなった。

今でも申し訳ない気持ちでいっぱいなのでこれは罪滅ぼしのつもりでnoteに記すことにした。noteに記すことが反省には繋がってないと思うけど、どう考えてもしてはいけないことをしないようにすることを気をつけないといけない。あたりまえに。

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