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192. トラとウマ

パートタイマーが強制終了となり
その後、全く仕事が決まらずで
少し前から活動していたコッチを
主軸にした辺りで痛い経験をした
ことがある。

活動当初からのご贔屓さんは、
メニューにない依頼が多かった
けどスキルアップのためと何ら
躊躇う事もなく引き受けて來た。
再び、緊急でメニューにない
依頼があった際、内奥は受けるな
のサインを出していたのにスルー
した結果、その出來事を観れる
限りの様々な角度から観てみても
先方にインチキ判定をくらった
というオチにしか辿り着かない
という経験で、ここから迷走の
一途を辿る事になった大きな
きっかけでもあり、何処がまずかった
のかを、一時は毎日、毎時間、毎分
考えてモヤモヤしていた期間もあったが、

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と痺れを切らしたように内奥から
響き、ごもっとも!と同意した。
先方と会うたびにインチキ野郎と
思われてるのかと思うのも辛いので
ご贔屓さんとのご縁はこれにて終了
とぁぃなった。
それ以来、メニューにない仕事は
受けないと決めた。


先日、思ってもいない依頼が飛び
込んできた。
メニューにないため料金を提示して
ほしいとの言葉にサーッと指先が
冷たくなるのを感じた時、あの時の
インチキ認定がトラウマになって
いたと氣づいて驚いた。
それがトラウマになる以前から
原因となる杭は既に刺さっていた
と考えるのが妥当だろう。
そして、活動中に体験した同業との
呆 れ た あ り え な い 出來事も、
この杭に紐づいていた事にようやく
氣づき、背中や胸がザワザワして
貧血時にかくような冷たい汗が
出てきた。
え‥そんなに⁉️
先方の出方を待ちつつ、自分の中で
決着つけるまで足掛け二年という
時間は思いのほか刺さっていたらしい。


今回の依頼は、緊急性の高さから
料金を受け取るか否かは、やり取り
する中で判断しようと思っていたら
そのやり取りの中でご本人がしっかり
答えを導き出して一安心。
料金は発生しない旨を伝えて正直
ホッとしたのも束の間、料金を
提示してほしいとの返信があり、
そこに、一括で払えなければ
分割払いでお願いしたいという
誠意と覚悟が示されているのを
目にした時、この誠意と覚悟に
真正面で向き合わなきゃ嘘だと
思い、トラウマを癒す機会を
貰ったのだと氣づいた。
何がなんでも価格設定をすること
になったとはいえ、半ば世捨て人
のように過ごしてきたことが価格
設定の難易度をバリ上げており、
ならばとカードに問うてもやはり
答えはやって來ない。

猶予期間を貰おうか?
ぃゃダメだ。待ったなしだ。
とにかく逃げずに決めると
今此処で誓え。

と得意のお一人様会議のすえ、

この癒しを受け入れるので、
価格を教えて下さい。

と、内なる祭壇にて聖霊に
サレンダー決め込むと、ビジョン
クエストタロットの中のとある
1枚の絵柄が浮かびあがり、
そのカード自体が今回の相談にも
通じる重要なカードだった事から
価格が決定。


価格を伝えると、入金を知らせる
メールが届いた。
受領メールを送るべく、口座を
確認すると提示した金額プラスαの
ゾロ目の金額が振り込まれており、
その並んだ数字から

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と響き、声を上げて泣き崩れ
心の中で「はぃ…」を繰り返した。
昨夏、とんでもない出來事から
長年の抑え込んできた鬼が噴出
した時と似た声が深い所から溢れ、
全身で抑えこもうとしても泣き声は
止まらない。

ぁぁ、手放してるんだ‥
Egoによって世界を見誤った部分を
訂正してるんだ‥癒されてるんだ…
泣く事しか出來ない不器用にもほど
があるこんな自分を祝福してやろう。


そう思いながら泣いていたら込み
上げてたものがスッと引いて
お言葉に甘えます。と、受領した
旨と共にお客さまに感謝を伝えた。


出來る事をしても結果が伴わず
インチキ野郎と思われるのは遺憾
ではあるが、先方がそう思う自由も
保証されているのがこの世界だからと
納得したつもりだったのがドえりゃあ
トラウマになってた上にお客さまに
癒されるってのは、この世的には
鼻で笑われるのかもだけど、お互い
様で成り立ってる世界ではこれが
スタンダードのはずと信じて
疑わないからただただ、癒しの波を
心で真っ直ぐありがたく頂く事にした。


ビジネスなるラベルがくっ付くと
混乱しちゃうスペックは多分、
このままなんだろうな‥(苦笑)
この直後に流れて来たツイート。

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本当に、このまんまでお客さまは、
こちらが提示した5〜6倍の価格を
想定していらっしゃったよう。
やはり、この世界が存在してる
理由は、自分の癒しのため以外に
ないのね。




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