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248. 八ヶ岳シンクロニシティ

富士山の初冠雪のニュースを
目にして、清泉寮自然学校での
合宿の日を思い出した。
自分の子どもより小さな小學生の
団体が占める中、オッサンと
オバサンの団体がリトリートw

階段ですれ違う子どもたち
からの挨拶に癒されつつ、
ホールでのリーディングと
ヒーリングタイムが終わった後、
縄文さん(仮)のジャンベ演奏が
始まると、外でバーベキューを
していた子どもたちが窓辺に
駆け寄り、全身で感じた音を
表現して盛り上がり始めたので、
縄文さんも子どもたちに向かって
ジャンベを叩き始めた。 

見知らぬもの同士が一つになる
瞬間が泣きたくなるほど幸せ
だった。

やや緊張氣味で叩き始めた縄文
さんがノッてきて半トランス
状態なのが伝わり心地良い。
ジャンベに共振した雲が水を
抱えきれなくなったかのように
雨が降り始めたと思ったら
一氣に土砂降りに。
雷が轟き、外の子どもたちの
バーベキューは撤収を余儀なく
されていた。

そんなことがあった翌朝、
富士山に初冠雪とのニュースが
飛び込んできて〝神がかり〟
大いなるものの意志を体感した
事を思い出していた数時間後に
フェアトレード品について話して
いると、美味しい紅茶の存在を
思い出した。
その紅茶は、あの富士山初冠雪
となる雨を呼んだ清泉寮自然学校の
売店コーナーで出逢ったのだった。

子どもの頃に美味しいと感じた
フツーのティーバッグ紅茶の味が
最近の紅茶に感じられないのが
不満だったのだけれど、見た瞬間、
ピピッとキタ可愛いパッケージに
惹かれて買ってみたら、あの頃の
紅茶の味がして嬉しいやら美味しい
やらで、発売元からまとめて購入
したほどだった。

それにしても、日にに二度も同じ
日の同じ場所について思い出す
なんて事があるなんて偶然じゃ
ないよね?と思ったら理由も
わからないまま、こうした時に
漂う独特な香ばしさに口角が
キュっ上がった。

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