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46. シリウス


その現象がいつから起こっていたのかは定かではないが、ヒーリングクラスに通い始めてすぐの頃に講義している主催者の横に、巨大なLEDの青に似た発行体が出現したことがあった。あそこまで巨大なものは、後にも先にもあの日以来、見たことは無いのだけれど、あの日を境に日常的に青い光がチカチカしていたことに氣づいた。
その後、白い光もチカチカするようになり、白い光に限っては、セッション中やスピ談義をしていると相槌を打つような感じでチカピカと光ることが多いのに対し、青い光の出現には、これといった規則性もなく10年以上が経過している今でも謎のままなれど、イベントに参加していた頃に出会った様々な『遣い手』たちの中に暫定的な答えをくれた人がいた。

「八井さん、スターシードですよね。」
「ス?」

「スターシード。地球のサポーター。」
「ぁ、そうなんですか? マヤ歴では黄色い種だったりするんですけど。」

「色んな星で転生してるけど、シリウスから来たと思う。」
「はぁ‥ そうなんですか? 何も知らなくて。」

「八井さん、青い光見るでしょ?」
「えっ?!  ぁぁぁ ハィハぃ! そう、青い光がチカチカするんです。」

「ね。 シリウスがサイン送ってるんですよ。」
「へ‥ へぇぇぇ‥ そうなんですね。」

青い光がシリウス出身であることを裏付けてくれたようなのだけれど、その後、この件について何か進展があったかといえば、何もないままだったので、青く光る意味や意図は今でも謎のままだ。


昨年の秋頃から陰謀論ではなく、この世界の陰謀についての情報が立て続けに入ってくるようになり、手に負えないし、更に生きる氣力を奪われそうだからこれまで同様、スルーするつもりが、情報収集のために苦手なSNSまで再開して『陰謀』と書かれた覗き部屋へと自ら入っていったのは、昔から自分の中にあった点が響いたからに他ならない。
貪るようにのめり込むことに対し、自我は、異常だとか、ただでさえ少ない友人すら失うなどと孤独を刺激しながら囁くものの、この、のめり込みこそコアからのサインだから、友人以前に家族が退き始めているのも構わずのめり込んで周波数が変わったのだろうか、青光・白光ともに見かけなくなっていたことについ数日前まで氣づいていなかった。

押さえておくべき陰謀の主要な柱の情報は、ほぼ拾えたのではないかと思えたので、キリのない枝葉的情報はカットしていこうと思いはじめていた数日前のこと、何をしていたのかは覚えていないのだけれど、おそらく家事か、
家事を終えたタイミングで視界の端に、やや大きめの青い光を無意識の領域で捉えた時、「アラぁ、おひさしぶり~♪」と、手を振りつつ、青く光った方に向かってオネェっぽぃリアクションをしている自分にハッとしてから腹を抱えて爆笑した。
青光の意味や意図が謎のままでも、コアはこの光を『友』として認知していたのだと理解した。

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心を許しているつもりがそうでなかったり、敵対していると思ったら実はかけがえのない同志だったり、味方だと思っていたら利用されていただけだったりと、日頃、この世界を体験している自我の浅くて薄い知覚の何とアテにならないことか。

自我の質問が止んだ時、我々は真の自己で在ることができると奇跡の道(ACIM)の中でイエス兄やんが語っているように、この世界で真実を求めること自体が罠で、陰謀すら還るために必要な許しの具でしかない。
此処に真実がないからこそ、自分にとっての暫定的で不確かな正解を選んでいくしかなかったのだなと今なら思える。

待ってろよシリウス★

といっても、シリウスに還りたいわけじゃない。
宇宙もまた『枠』の内、還りたいのは枠の外。



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