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「洗濯物よせといて~」方言と共通語

皆さんは、新しい言葉をすぐに使いますか?

私は、今は流行りの言葉を好んで使いますが、昔はそうではありませんでした。

以前自己紹介でもお話ししたことがありますが、私は長野県の松本市で生まれ、父の転勤で幼少期は同じ長野県の木曽で育ちました。

小学校1年生に入る時に再び松本に戻ってきたのですが、同じ長野県でも松本と木曽では言葉の違いがありました。

長野県では洗濯物を取り込むことを「洗濯物をよせる」「洗濯物よせといて~」という言い方をします。

決して物干し竿の隅っこにまとめておくことではありません。

そこからきているのか?遊んでいる友達の仲間に入る時に「よせて」とか「よして」いう言葉を使って入っていたようでした。

しかし、私はその頃から頑固だったのか、そんな使ったことのない意味のわからない言葉を真似して使うなどということはしたくありませんでした。

一緒に遊びたいけど「よせて」と言えないから入れなかったことを覚えています。

でもある日、木曽でも使っていた「いれて」という言葉を使ってみました。

するとすぐに中に入れてもらえ「いれて」も通じるんだと思った記憶があります。

「いれて」は共通語でした。

今大人になってみると、皆が使っている言葉を真似して使えば、もっと早くその環境に馴染めたのにと思います。

あなたは、言葉が壁になったことがありますか?

今日もお聴きくださり有難うございました。

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