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模擬授業について 〜ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座〜

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
私は着実に養成講座の内容を消化しており、現在「模擬授業」を行う、実践科目1〜3を受講しています。
今日はこの「模擬授業」についてお話したいと思います。

実践科目1〜3とは

模擬授業の説明の前に、実践科目についてお話をしたいと思います。
ヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座は、全部で15科目があり、下記のような形で学習を進めます。

  • 科目1〜7: Eラーニング (オンラインでビデオを視聴するだけ)

  • 科目8〜10: Eラーニング半分、Zoom授業(対面授業)半分

  • 科目11〜13: Zoom授業

  • 科目14: Eラーニング (ビデオ視聴)

  • 科目15: 教育実習

まず、Zoom授業というのは、Zoomを使って講師と対面で授業を受けるものです。科目8〜10は、だいたい30〜40人くらいのクラスで、みんなでZoomで授業を受けます。
そして、科目11〜13が、別名「実践科目1〜3」と呼ばれるもので、
これは、全ての授業がZoom授業、つまり講師との対面授業になります。
私の場合、クラスの人数は20〜30人くらいでした。

この「実践科目1〜3」では、日本語教師として現場で使える実践的な力を養っていくのですが、その中に「模擬授業」というものがあります。

模擬授業とは

その名の通り「授業を模擬的に行う」というものです。
実践科目1〜3合計で、8回ほど模擬授業がありまして、
それぞれ、20〜25分間で実際の授業をします。
もちろん「模擬」ですから、生徒役は同じクラスにいる仲間同士でやります。
例えば、20人のクラスであれば、1グループ4人で5グループに分かれて、
Aさんが教師役、B, C, Dさんが生徒役で授業をして、次にBさんが教師役、A, C, Dさんが生徒役になる。みたいな感じで、20〜25分の授業をローテーションで行います。
その後、互いの授業を評価&フィードバックして、次回の授業に活かす。
みたいな活動です。

模擬とはいえ遊びではありませんので、教案をしっかり作成し、必要であれば教具も用意し、実際の外国人学習者に教えるつもりで取り組む必要があります。
模擬授業の内容は様々で、留学生向けの初級・中級授業や、ビジネスパーソン向けの授業、技能別の授業など、講師から「こういう授業をしてください」と事前に指示があるので、その指示のもと、授業準備をしていきます。

模擬授業の感想

私は昔、個別指導塾で少しだけ教えた経験はありますが、数人を相手に、しかもオンラインで授業なんてやったことがありませんので、最初はとても緊張しました。
でも、みんな初めて授業をするような状態で、上手く出来る人なんてほとんどいませんので、「みんなで練習だ!」という気持ちになり2〜3回やったら緊張はしなくなりました。
たまに「すぐに先生できるんじゃないか?」というレベルの非常に上手な方とグループが一緒になることがありますが、そういう方の授業はよく見て参考にさせてもらいました。
でも恐らく私を含め8割くらいの人は、上手く出来ないと思いますし、初めてやるんですからそれが当然だと思います。

また、模擬授業は点数などで評価されませんし、出来栄えも特に問題にはなりません。あくまでも「練習」ですから、与えられた課題に対して、自分なりに授業を組み立てていけばよいです。担当講師はグループ間を巡回して、適宜アドバイスをしてくれます。
私は、教案通りに授業ができた時、達成感とともに満足感がありました。また、「どうやったら上手く説明できるか」と考えることが楽しいと思えるようになりました。

感じ方は人それぞれかと思いますが、これから模擬授業を受けられる方は、気構えせず「みんな上手く出来ない。練習だ!」と思い、楽しんで教案作成と授業実施されると良いかと思います!

模擬授業のあとは、いよいよ「教育実習」です

さあ、この教育実習が終われば、晴れて420時間カリキュラム修了となり、修了証がもらえるわけですので、ラストスパート頑張っていきたいですね。
私はまさにこれから教育実習で、オリエンテーションもまだなので具体的に何をするのかと言うのはよくわかっていませんが、
聞いた情報によると、
「1回40分の授業を実際の外国人学習者に対して何度か行う」
というものになるそうです。
また、教案についても、担当講師と相談しながら作っていく、模擬授業よりも「本格的&リアル」な内容だそうです。
こちらについても、実際に教育実習が開始したらまた皆さんに情報を共有させて頂きます。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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