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メンバーに聞いたリモートワークのマイルール

フォーデジットは、対面のコミュニケーションを重要視している会社です。普段であればチームメンバーがより密にコミニュケーションを取れるよう、プロジェクト立ち上げごとに席替えを実施しているほど。これまで在宅勤務やリモート勤務はあまり推奨されていませんでした。

しかし新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、メンバーが安心して業務に集中できるよう、現在その方法を模索しています。業務の状況により可能な限り在宅勤務をお願いし、オフィス以外の環境からでもクオリティの高いプロジェクトを実行できるよう、コミュニケーション体制や勤怠制度、サポート制度などを整えている最中です。

会社にとっても、メンバーにとってもほとんど初めての試み。現在進行形でリモートワークに取り組んでいるメンバーに、リモートワークの本当のところを聞いてみました。

※2023年現在は原則オフィスで業務を行っています。


リモートワークのマイルール

メンバーは普段と違う環境でも快適に仕事ができるよう試行錯誤し、それぞれマイルールを決めているようです。デスクの様子とともにお届けします。

■ K.Iさん ー Technical Consultant

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「仕事中」のサインを決める
最近購入したオウムのネオンを「仕事中」のサインにしています。
リモートはサボりがちだと思われますが、深夜や、食事をしながら仕事など、実は稼働しすぎるほうが多いです。
メリハリをつけて、「いまはやる」「いまは休憩」「もう稼働おわり」など、できる限り詳細にチームメンバーに連絡しつつ、稼働ステータスをちゃんと自己管理することの大切さを感じています。

オンライン会議では絶対に顔を映す
通話の際は、「ビデオ通話」にして顔を映しています。リアクションがわかりやすく意思疎通の質が上がると思います。
また、PCのマイクとスピーカーは聞き取りにくく音声が飛びがちなので、きちんと外部マイクと外部ヘッドホンをつないでいます。iPhoneについてくる白いイヤホンとマイクはお手軽でおすすめです。
発言のときのみミュートを外して、後はミュートをしておくと、発言者の声が聞き取りやすくなるのでぜひみんなに実践してほしいです。

■D.Kさん ー UX Designer

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意識的にストレッチをする
在宅勤務だと、通勤時間がなく、活動量が著しく落ちてしまうので、作業の隙間隙間に意識してストレッチをしています。

飲食のインプットにメリハリをつける
家という空間の特性上、お菓子のストックが多いので食べる量(主に間食)が増えます。甘味タイムを決めてその時間以外は一切食べないようにしています。
また、水分補給の機会は逆に減ってしまうので、意識して決まった量を飲むようにしています。


■ N.Sさん ー Technical Consultant

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チャットでは絵文字を使う
どうしても文字だけだと冷たい印象を受けるので、感情が伝わりやすいように、チャットのやりとりに絵文字を使うようにしています。

子供に仕事中を理解してもらう
子供が1歳と3歳なので家にパパがいれば遊べ遊べと言ってくるかと思いましたが、一緒に食事をとり、メリハリをつけることで、仕事中かどうかを察してくれるようになり、意外にも共存にはまったく困りませんでした。

■A.Sさん ー 総務

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朝のルーチンはいつも通りやる
朝は普段どおりに、化粧も着替えもちゃんとします。子どもを保育園に送ったあとは終業まで家事をしないようにしています。

壁に向かって仕事する
生活スペースが見えない空間で仕事をしないと、集中できないので壁に向かって仕事をしています。

お菓子は食べない
食べ始めると止まらない上に、お菓子が減っていることに気づいた娘に咎められるので食べないようにしています。

■K.Kさん ー Developer

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知っている音楽をBGMとしてかけない
曲に意識が集中することを防止するため、知っている音楽をかけないようにしています。スピーカーで好きな音量で音楽を聴きながら作業できるのは、嬉しいです。

意識して小休止を取る
会社では人と話すタイミングが休憩になりますが家だとそれがないので、集中力が切れたと思ったタイミングでコーヒーを淹れたり、近くのコンビニにお菓子を買いに行ったりしています。

■M.Tさん ー PR

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MTGの予定がなくても着替える
気持ちの切り替えのために、きちんと着替えます。着替えておくことで、いつでもテレビ会議が出来るようにしています。

猫の声がうるさいことを最初に謝っておく
飼っている猫がまだ子猫で、よく鳴くので、MTGの最初に猫の鳴き声がうるさいことを謝っておいています。


■M.Nさん ー Designer

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ベッドやソファにはいかない
お昼以外の休憩時間は、家にいるからといってベッドやソファにいってしまうと意識が切れてしまうので、会社にいる時と同じように作業スペースで仮眠をとるなどしています。

チャットはなるべく早く返信する
お互いの姿が見えない分、リモートで作業していると不安要素が多くなると思います。早めに返信して存在感を出し、コミュニケーションをうまくとって相手に不用な不安を持たせないように意識しています。

家の電気代は気にしない
家で集中できる環境を作ることが大事だと思うので、寒ければエアコンは付けっ放しにしたり、寂しければTVを付けて(人の声があまり耳に入らない程度のボリュームにして)いたりします。

リモートワークの良いところ・課題を感じるところ

それぞれのマイルールからメンバーの工夫が見て取れます。リモートワークをしてみてどうだったのか、「良いところ」と「課題を感じているところ」それぞれメンバーの声を集めてみました。

●良いところ
・通勤時間がない
「往復分の時間が浮くので、その分仕事や家事、睡眠、趣味に当てられるのは嬉しいです。」「都内は出勤がほんとにストレスなんだな、と再確認しました。」

・空間を独り占めできる
「イヤフォンなしで音楽を聴ける。独り言、鼻歌を我慢しなくていいのも助かります。笑」「トイレを独占できる!キッチンも近くにあって、いつでも使い放題!」「窓の開け閉めや空調調整を家だと気兼ねなくできるので快適です。」

・家族との時間が増えた
「平日は朝しか子供に会えなかったのがいつでも顔を見れるようになって嬉しいです。」「家族と昼食や夕食が食べられるようになったのは普段、なかなか出来ないので良いです。」

その他こんな意見も・・・
「リモートでできる業務が限定されるので、時間のコントロールがしやすいです。」「外出する必要がなくなり、花粉を吸わなくて済むので助かります。」

●課題を感じるところ
・意思疎通の難易度が高い
「画面を一緒に見て、直接口頭で説明した方が早いな…と感じることが時々ある。」「目の前にいないので、タイミングが読めず気軽に声をかけづらいです。」

・誘惑(間食、ベッド、漫画、猫)に負けそうになる
「横になって寝れてしまう環境がすぐにあり、特に昼食後は危険です。」「お菓子を無限に食べ続けてしまう...。」

・切り替えが難しい
「実家暮らしなので、親の生活ルーチンに少し合わせないといけないところ。業務をしていても夜ごはん、と呼ばれます。」「限界ギリギリまで働けてしまう(帰る体力を残さなくて良い)ので、ずっと働いてしまいそうになります。」

・雑談がなくなり、コミュニケーションが減る
「雑談などちょっとした会話から得る社内の情報をキャッチできないなぁと感じました。」「籠もっているので人との会話も減り、ネガティブになりがち。原因も自覚しにくいので、ちゃんと意識して発散しようと思います。」

・設備が揃っていない
「照明や椅子など、作業環境が仕事に向いていないのが辛かった。」「在宅勤務が続くようなら、モニターを購入したいです。」

その他こんな意見も・・・
「全然動かないので、運動不足です。」「オフィスでの問い合わせ、来客、トラブルなどは出社しているメンバーにフォローしてもらっており、現状では完全リモートで自分の仕事を完結することはできないと感じました。」

                ・・・

リモートワークに挑戦して気付いたメリットも多く、改めてより良い働き方について考える機会になりました。制度や設備には、まだまだ課題が残っています。メンバーのさまざまな意見を取り入れて、会社として多様な働き方をサポートできるよう、体制を強化していきたいと思います。