見出し画像

USBメモリーレビュー : ADATA UV128

ADATA UV128 64GBのレビュー

ADATAは、台湾のメモリメーカーです。自作PCをされる方には、聞いたことがあるメーカーだと思います。DRAMやSSDでは、世界販売シェア2位のメーカーです。

今回レビューするUV128は、ミドルグレードのUSBメモリーになります。
メーカー公表スペックは、シーケンシャル読出速度約100MB/sとなります。



ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)

公表スペックであるシーケンシャル読出速度は、きっちりクリアしています。項目別にみても、特定項目での速度落ち込みがなくバランスが取れているような結果ですが、Cristal Disk Mark 検証テスト全体で見てみると、ランダム読出速度が弱点かもしれません。

ADATA UV128 64GB (FAT32)ベンチテスト

Cristal Disk Markランキング : ADATA UV128
・ SEQ1M Q8T1 (Read) : 6位
・ SEQ1M Q8T1 (Write) : 5位
・ SEQ1M Q1T1 (Read) : 6位
・ SEQ1M Q1T1 (Write) : 5位
・ RND4K Q32T1 (Read) : 11位
・ RND4K Q32T1 (Write) : 5位
・ RND4K Q1T1 (Read) : 11位
・ RND4K Q1T1 (Write) : 4位
※ 2023年11月のランキングになります。


容量・リード・ライトテスト (H2testw)

容量については、問題ありませんでした。書込、読出速度は、共にCristal Disk Markシーケンシャル速度の結果を反映していると感じます。
Cristal Disk Markテスト結果より、速度減少していますが、全体の傾向を見ても、約30%減していますので、この結果もその傾向に当てはまっています。

ADATA UV128 64GB (FAT32)容量テスト

2023年11月 ADATA UV128 のH2testwランキング
・ Read : 6位
・ Write : 4位


Ubuntu インストール・ブートテスト

インストールテスト
インストールには、14分34秒かかりました。今回のテスト全体で見ても、そこそこ速い部類です。ベンチマークテストや書込 (ライト)テスト結果を地味に反映しており、好感が持てる結果となりました。

ブートテスト
ブートは、51秒要しました。以外だったのは、ベンチマークテスト結果から見ると、ブートが遅いのでは?という疑念があったので、見事に裏切られました。ブート後も意外とサクサク動作するので、テスト前と異なる印象を持ちました。

2023年11月 ADATA UV128のUbuntuテストランキング
・ インストール : 4位
・ ブート : 4位


その他の良い点、気になった点

最初に。良い点と気になった点が表裏一体する点です。それは、外観の見た目。マット調で手に持った時、フィットする感じは、とても良いのですが、反面、特にブルーの部分が安っぽいプラスティックに見えてしまいます。

良い点としては、スライド式でありながら、本体幅が20mm以下になっており、使用する機器のUSB端子間隔をあまり気にしなくても良いところです。


ADATA UV128 検証結果まとめ

ベンチマークテストでのランダム読出速度が今一つでしたが、Ubuntu起動テストでは、良好な結果を出しましたので、そう気にしなくても良さそうです。
ADATA UV128は、そこそこの性能がありつつ、どんな環境にも対応できるオールラウンドな活用ができるUSBメモリーといえます。

2023年11月度テストにおけるADATA UV128の順位分布

詳細を見てみると、平均的なスコアを出しつつも、コスパもそう悪くないモデルといえそうです。(Amazonの価格であれば、コスパは、トップ!)

ADATA UV128 64GBテスト結果 (ランクは、2023年11月度)

ADATA UV128は、どんなシチュエーションに向いているのか
ブランドには、こだわらないが信頼性は、欲しい。
性能は、オールラウンドで使用できれば、平均くらいでOK。
コスパも重視したい。という人にお勧めできるできるかと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?