転職透明化ラジオ#5で話した「企業文化と採用」のメモ

もらったお題

採用担当者向け
・企業文化の発信方法
・企業文化の社員への浸透方法
・良い企業文化とは?
求職者向け
・企業文化の見極め方
・会社選びに企業文化の観点は必要?


会社の構造の話

・株式会社は、株主、顧客、社員から評価される
・その3者からは評価する時間軸も、内容も異なる
・どの相手からどのように評価されるかに会社の特徴がでるし、その理想像がその会社にとっての「いい会社」ということになる。

・顧客優先でよい商品をつくるけど、社員は疲弊するとか。顧客視点で提供される食べ物は安くてうまいけど、社員は疲れているとか。
・社員にとって働きやすいけど、顧客に販売している商品の結果として出る利益はそうでもないから、人件費にそんなに回せないので、給与水準は高くないとか。
・株主はオーナー経営者だったり、親会社だったりいろいろで、普段働いてると目に見えないけど、やはりかなり影響を与えている。
・バランスはいろいろ。大切なのはトレードオフ関係だということ。
・これらを「いい会社のトレードオフ関係」と呼ぶ。勝手にいま柴田が名付けた。トレードオフだから、何かを諦めるという観点が重要。

・採用担当視点でいくと、この会社にとっての「いい会社のトレードオフ」をどう定義して、誰に訴えかけるか?という話になる。
・採用担当者、求職者から見てまず自分の心地よい「いい会社」の定義と、その会社の「いい会社」が異なってると、もうどうしようもない。

よい企業文化とは?言語化されていない「いい会社のトレードオフ関係」と捉えることもできる。

・言語化されてない暗黙のルールが文化
・ただ、制度とか発言とかににじみ出るもの。

求職者視点のいい企業文化とは?

・これらも「顧客(事業)と社員のトレードオフがおきたときに、どう判断するか」という観点でみるのがいいとおもう
・社員個人のキャリアにとってよいなと思われる退職理由。会社としては事業として辞めてもらっては困る。さてどうするか?(顧客と株主にマイナス、働く人個人にはプラス)

・報酬をあげてほしい、というときにどうするか?年収交渉代理人の話。

・社内勉強会はありますか?と聞くよりも、自分のスキルが成長できそうな仕事と、会社的に貢献してほしい仕事が2つ別々にあって、いまは会社的に貢献して欲しい仕事をやっている。そろそろ自分がスキルアップできる次の挑戦をしたいと考えているが、今の仕事の代わりの人がいない。こういうケースってありますか?というような質問の方がトレードオフになってよい。

・どういう非金銭的報酬を抱えている人は企業として受け入れて、こういう状況の人には受け入れられない、とかの方針があるかどうか


採用担当者観点:ここも何を諦めるか、という観点から考えた方がよい。

・その上で、働く人にとって、どう評価されるか?という話を考えてみたい
・シンプルに、働く人は会社から「金銭的報酬」と「非金銭的報酬」という2つを与えられる。働く人はそれらで会社を評価すると考える。
・金銭的報酬と非金銭的報酬にどれだけ力を入れるかの前提条件として、顧客からの評価と、株主からの評価との折り合いがある。3つのうち、どれに力を入れているのか、主に経営者の判断基準として。
・他の会社も頑張っている「報酬」を頑張っても同じになるだけだから、どういう違いを出すか、という例。

以下なるほどと思った点
・採用担当者、企業視点からすると企業文化を言語化したほうがいいのかも。
・目に見えない文化を裏付けるエビデンスとしてのエピソードが一番わかりやすい




誰かが書いてたけど、サポートしてもらったらそのお金をだれか別の人のサポートに回すと書いていて、それいいなとおもったのでやります!