にわとりたまご問題の終着点はあるのか
柴田(@4bata)です。お題は暇な中退生さんからいただきました。切り口が良すぎるので考えてみます!このタイトルだけでもう最高です!
お題は以下で募集中です。
にわとりたまご問題とは
この状況は何度も見たことがある。最近考えたことを書いてみる。
最近考えた話:「政治家」と「選んだ国民」
「政治家がだめだ!」という話と、「でもそれを選んだのは私たち国民だ」みたいな話を聞く。
昨今のいろんなニュースを見ていて「さすがになんかいろいろまずいのかなー。でも何がまずいんだろう?」という感想をもって、少しだけ考えたことがある。
クラウドファンディングを応援するのと同じ感じで、自分が住む自治体の議員に投票する
政治家と国民の「にわとりたまごシステム」の間にあるのは、選挙だ。
衆議院議員とかは遠い存在だけど、自分が住む街の議員ならもっと身近な存在のはずだ。「自分たちの代表者を送り込む」というのが基本だから、小さい街なら候補者から選ぶのではなく、知り合いの誰かに「今回ちょっと選挙出たら?」みたいな感じですすめてもいいはずだ。応援したい人がいないなら。でも、そうならない。なんかハードル高いんだろうな。
「スマート選挙」を知る
たぶん、選挙をもっと簡単にできるような支援をしてるところがあるはずだ。調べたら出てきた。
NPOとかもあったけど、「気軽に選挙に出られるようにする」という意味では、これが一番イメージに近かった。採用活動もやってる。
バックオフィスも募集してるから、こういうの手伝うのもありかもな。
因果のループに対してどうするのか、学校で教えてもらってない
「原因→結果」なら、原因を変えたら結果が変わる。これはたぶん学校でも習った。因果がループしているとき、どうすればいいかを教えてもらっていない。だから全員の共通見解になってない。共通見解とは、「墾田永年私財法」っていう名前は聞いたことあるな、というぐらいで。
自分も「にわとりたまご状態」に含まれている、という立場で働きかける
先ほどの選挙の例。別に知識もないし、客観的に政治の全体像を眺めても何して良いかはわからない。自分も「政治家と選ぶ国民のにわとりたまごシステム」の一部だと考えると、できることが見えてくる。住んでいる地域の選挙のことを考えてみたり、スマート選挙のような、構造的な変化を起こそうとしている会社で働くことを考えてみたり。実際に動き出してみたら、また情報が増えるので、やれることが見えてくる。
システム内部からの働きかけであれば、試行錯誤がしやすい
観察者の立場であれば「すべての因果関係を解明し、真の原因を見つけ出し、そこに働きかける」という解決策になる。でもこれは「原因→結果」という思考に基づいてる気がした。「にわとりたまご問題」で悩むような状況なら、そんな全部を解明できるほど単純な因果関係など、存在しない気がする。
自分がシステム内部にいる前提なら、働きかけてみた結果のフィードバックを踏まえて、また次の打ち手を考える、という動き方ができる。「複雑系」みたいな話だ。どうせ全部の因果はわからないんだから、バタフライエフェクト(小さい刺激が大きな影響をもたらす)でも信じて、適当にやればいいのだ。
にわとりたまご問題の終着点案:義務教育で因果のループ構造への解決策っぽいものを教える
墾田永年私財法的な、名前だと知ってるけど意味わかんないな、ぐらいのレベルで何かあればいいのでは!
誰かが書いてたけど、サポートしてもらったらそのお金をだれか別の人のサポートに回すと書いていて、それいいなとおもったのでやります!