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ロードマップをつくる仕事と、スケジュールをつくる仕事はぜんぜん違う

私はサラリーマン。何から手をつけていいか自分でも整理できてない。一緒に働く人達に「会社として、チームとしてこういう段取りでやってます」と説明もできない。『曖昧だけどゴールはあるから、ロードマップ的なものをつくって、随時軌道修正しながらみんなの業務はここにつながってますよーと説明できるようにするか』と考えた。ロードマップに関する本を3冊読んだ。自分なりに考えをまとめていく。

ロードマップは、「未来予想」ではない。「偶発的成功」と「意図的計画」を融合させるためにある。

ロードマップの誤解を解く本」より。最終目的地までの道筋の仮説を共有するもの。そしてその仮説は、過去の実績等から演繹的に出せるものではない。不確実性も高くてよい。未来は既に確定しており、それを推測するためのものという立場にはたたない。未来は自分でつくりあげるものという立場になってロードマップをかいたほうがよい。これは言われないと忘れそう。「意図的未来計画」とはそういうことか。

ロードマップが必要なのは、誕生期→成熟期→成長期の順

成長期は拡大投資がメインで、ある程度先が見えているのでロードマップの必要性は低い。誕生期が一番不確実性も高いので、ロードマップが必要。

未来から逆算してロードマップをつくる。その後に、アクションプランとしてスケジュールを未来に向けて引いていく

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これも当たり前のようで、なるほど感がある。たぶん、ロードマップを描くミッションを持っている人はすくない。ほとんどの人は、スケジュールをつくる能力を求められている。スケジュールをつくり、行動することが仕事だと思っていた人が、いきなりロードマップを作れと言われたら混乱するから、依頼するときは気をつけよう。まさに自分の仕事が、スケジュールをひくことから、ロードマップをひく仕事に移ってきているのだろう。

ロードマップの表現の型①:変数を2軸にしたマトリックス型

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ロードマップのノウハウ・ドゥハゥ」より。まだこの図の意味があまりわかってない。ただ、企業として大切にしている2軸で左下から右上に向かってステップを書いていくらしい。私だったらこうしようかなと考えている。

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強みを伸ばすほうは、今後どうするかをかなり考えている。ただ、弱みがそのまま放置されている。とはいえ、普通に弱点克服をするほど余裕がないから、実際には「弱みをどうやって無力化するか」というコンセプトを考えて、それに従って打ち手を整理する必要がありそう。

そう考えてみると、2つの軸は相反するようなものにしたほうがよさそう。両立させようとするとトレードオフがおきるようなものを2軸にしておけば、それを達成するだけで次元が異なる進化となる。こんなイメージかな。

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まずはここまで。あとは本当に会社のロードマップを書いてみた後に追記する。

追記:ロードマップを書いてみた感想

・半年で4回ぐらい書き直した。結構よくなってきた。会社のやつだからみせられないけど。
・曖昧なものは曖昧なまま、「ここまではきまった。ここは曖昧。大きな方向としてはこっちの方向」と関係者とシェアできるのはとても便利
・ロードマップ更新時に、前回より進んでいることが実感できるのも精神衛生上よい
・ロードマップ更新時に、放置されているものがあったら、「やばい」と気がつくこともできる
・半年前の悩みは、半年前のロードマップにあらわれている。そのときには「これいつになったら答えが見えるのかな」と不安になっていたことも覚えている。しかしそれが、3ヶ月後に、ロードマップを修正したときには解決していたりする。頻繁にロードマップを修正し、履歴を残すことで、「不確実なものも、時間がたてば解決する可能性がある」ということを体感できる。
・とにかく適当に書くのが大事。最初からちゃんと書こうとしても無理だから。
・現状、ロードマップのひとつの要素について、ロードマップを書く、ぐらいになってきた。これもいいこと。

誰かが書いてたけど、サポートしてもらったらそのお金をだれか別の人のサポートに回すと書いていて、それいいなとおもったのでやります!