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【こんな人と話した日記#2】自分だけフルリモートで働いている人

柴田(@4bata)です。私が「こんな人と話した」と書く日記です。

きっかけ:私が書いた記事、オープンでフラットな組織が突然「閉鎖的」と言われるとき

たくさんの人に読まれたこの記事がきっかけでやりとりすることになった。

※以下、ご本人確認済の内容です。

いま働いている会社について

創業してから3年ほど。従業員はパート含め20人程度(パートの方が多いです)で、私は、入社して半年になります。従業員は少ないものの、外部の方と連携しながら仕事をしてます。

なるほどなるほど、私が想定していた会社より小さいけど、それでも似たようなことが起きてるのか。

柴田の記事を読んで思い出したこと

記事を読んでのコメントをもらいました。

私の会社は比較的オープンな会社と言えると思います。例えば、社長の意向で、会社内のお金の動きや社内スタッフの給料などを全部見られるようにしています。社員同士の中も良いと思います。でもその割に「おや、この話聞いていない」ということがあるんです。また、外部の関係者に話が伝わっていないということもあります。
記事を見て改めて私の会社に当てはめて考えてみると、
①「なんでも聞いて」の「なんでも」というのはその時(分からないことが発覚した時)にならないと気が付かない。
②実は個々で話していたり、個人のやりとりで決まったことがあるっぽい。
③社長に「○〇さん、この件について理解されていないようで、ここの業務、間違えてしまっています。」という話をすると、「もう何回も言ってるから説明しなくていいよ」と説明をするのをめんどくさがられてしまう。聞いていなかった方が悪い、という風になってしまう。
④全員が仲が良い、といいますか、社長以下はフラットな関係で上下などはほぼない会社なので、逆にまとめて情報をくれる人がいない。
⑤私のみ在宅ワークで別の場所にいるので話す機会が減っている。(在宅ワークする前から①~③のことはあったので、このことはあまり関係ないかもしれないです。)
この5つが絡み合っているのかな、と思いました。

これだけで相当面白い。お金の動きを公開していることからわかるように、情報は出していこうという意思はある。情報公開後の編集作業(とりまとめ)が足りないとか、必要な時にどこにあるかわからないとか、大方針とは別の細かいところに問題があるんだなーという感想。「細かいところでうまくいかない」について、いつかブログで書いてみたい。

一緒に働いてる人に聞いてみてもらった

さっそく一緒に働いている人に「聞いてないけどいつの間にか進んでる、みたいなことって今までありましたか?」と聞いてみました。聞いたのは私より後に入った社員です。
その方は「めっちゃあります!最初はなんで?って思ったけど、もう代表がそういう性格なんだし変えるのは無理なのでは?」といわれてしまいました。

今動いていること、同じチームだけでも情報交換する

確かに、noteに書いてあったような活動方針などの会議を急に依頼しても即却下されそうだし、何度も言うと鬱陶しがられるので急にそこを依頼するのはハードルが高いなと思いました。
特に私の会社は人数が少ないので聞いている方も「毎回同じ…」となってしまいそうです。
そこでまずは同じチームだけでも認識を一致させるために個別ミーティングを開催することにしました。私とスタッフで1対1の面談を行い、今どんな仕事が大変か、疑問に思ったことはないか、などを月一回ヒアリングしています。まだ1回目ですが、私が見えていない部分とスタッフAが見えていない部分とスタッフBが見えていない部分、同じところもあるのですが違うところもあることが分かりました。(当たり前かもしれないですが…)スタッフAが見えてない部分は私が補完し、私が見えてない部分はBが補完し…という風に穴埋めをして足並みを徐々に揃えています。

以下、柴田のコメント。

・なるほどー!ありがとうございます!
・ちょっと状況すべてはわかってないこと前提ですが、思ったことを書いてみます!
・面談で聞いたことのうち、みんなでシェアしてもいいことを、テキストにまとめてそれもシェアしていくとよさそう
・口頭だけだとそれぞれに伝えないといけないので、それぞれが持っている情報を集約していくイメージです
・社内チャットなどがあるのであれば、「情報共有用」というチャンネルと資料をつくって、そこで社長からみんなが聞いたことを集約していくと、社長は1回だけ誰かにいえば、社内で情報共有されるから便利かなーとおもいました!
・私も社内で「今週の動き」という、単にテキストにまとめたものをシェアしてます!

以下、シェアしたイメージ図。

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で、日記風メモのシェア案についての返信。

おお!これいいかもしれないです!
昨日あれから考えていたのですが、結局のところ曖昧な「まぁいいや」という気持ちがこういう問題を作ってしまうということもあるのかな?と思いました。
例えば、私が情報をゲットして、それを柴田さんに伝えるかどうかを考える時、柴田さんの関わり度がSランクならすぐ伝えますが、関わり度Bランクぐらいなら「忙しいかもしれないし、伝えなくても柴田さんの仕事に支障はないだろうからまぁいいや」となると思います。
勿論その時は問題ないのですが、少し時間が経過してから「あれ、聞いてない」となり、それが積み重なって「え、意外と知らないこと多いな、もしや閉鎖的なんじゃない?」となるのかなぁと思いました。
この日記形式なら、Bランクぐらいの、要らないかもしれない情報も載せられるからいいかもしれないです!
あと、毎日(毎週)書かなきゃ!というプレッシャーもなさそうなので嬉しいです。

pushで情報配信するとうざいけど、ちょっと時間あるときに流し読みで頭の片隅に入れておいて欲しい情報、というものがある。それを、必要とする人だけ見る方法として「自分用だけど公開しておきますー」ぐらいのスタンスは、波風立たないしいいかなーという感想。

・昔からいる人は困ってないからそんなにメモは見ない
・新しく入った人、もしくは情報が足りないと感じてる人は見る

という感じになるので、自分以外に1名でも見てくれたら儲けもの、ぐらいの期待ではじめるとよい。
ちなみに、こういうことをやっていった結果「オープンでフラットといわれるけど、閉鎖的」という記事を書くことになった。

分報のこともシェアした

slackを社内twitterのように使う方法についても、知らない可能性があるのでシェアしてみた。

社内Twitter!いいですね!お手軽に始めるならこういうのも良さそうです!私も今、どういう方法があるか探していたんですが、新しいアプリなどを導入すると、それを開くのも面倒だったり忘れてしまったりするので、今あるチャットツールとかでできるのはありがたいですね!
timesのデメリットに井戸端会議で終わってしまうという内容があったので、そうならないようにここで出た意見を上手く活用するという点には気をつけようかと思います。
柴田さんの日記は社内全員の方が見られるんですか?
どこまで公開するのか悩みます…
うちの会社は小さいので、「社長」「その他」という感じで2つに別れがちでして、代表に隠れてやるのも…いう感じです。
でも、こういうのやりますというと、結構な確率で「参加する」と言われるので、そう言われたら断るわけにもいかず、書けることも限られそうな気がしています。

以下、柴田の答え

社長は自分がいると社員が遠慮すると気づいてないから、timesやったら社長もみんなのtimesにはいりたがるでしょうから、無理でしょうね
・私の日記は、同じ部署のひとだけがみられます。ただ、社長にも閲覧権限はありますね。とはいえ300人ぐらいはいる会社なのでそこまでは気がつかないし、別に見られても問題ない情報だけです
・確かにtimesには社長が入ってこないな、知らないかも
・社内twitterの前に、とりあえず「自分の日記」からはじめるのがよさそうですね。それを互いに見るだけならみんなも「安全性」保たれるかと・・・。

なるほど、ありがとうございます!ではとりあえず、公開日記をやってみます!timesは、同じチームだけで情報共有というよりもコミュニケーションとして始めてみても良いかも、と考えています!
因みに社内Twitterの件を同じ部の人に話してみたら「最近コミュニケーション取りにくいと思っていたので、部内だけとかでもいいからやりたい!」とのことでした。ちょっとしたコミュニケーションを求めている人って、私が思っているよりも多いんだなと驚いています!

このやりとりを公開してもいいかを聞いてみた

面白いですね!!私自身、今回のことを友人や家族に話しても、同じ境遇じゃないからあんまりピンと来てくれなかったんです。社内や社長に意見が言えるなら、もうとっくに言ってそうですしね…笑
なのでこういう繋がりはとても嬉しいですし、何か別のこととかにも発展できたら面白そうですね!!
文化祭の実行委員同士が交流するイベントのことを教えてもらったことを思い出しました。高校の文化祭実行委員会のメンバーが集まって、それぞれの文化祭の問題点を話し合ったり、うちの学校はこうやって解決してるよ、とアドバイスしあうイベントらしいです。そういう感じで繋がっていくのも面白そうだなと思いました。

今回は以上です。最後に最初と同じことを書きます。この日記は、私を介して誰かとつながることで、新しい展開を産むことを微妙に期待してます!

「この人と話してみたいかも」という方が連絡をとる方法

こちらのフォームに入力してください!私が間をつなぎます。

おまけ1:こんなことを話したラジオ#2

ちょっと連絡してみたいなと思っても、まだハードル高いなと感じた人向け。記事の解説をしつつ、「この記事を書いてる柴田って誰だよ」も音声で別の角度で伝わったら、ハードル下がるかなという実験。


おまけ2:自分のこと

ここが、すごい自分にとっても「うわっ」って思ったところだ。

うちの会社は小さいので、「社長」「その他」という感じで2つに別れがちでして、代表に隠れてやるのも…いう感じです。でも、こういうのやりますというと、結構な確率で「参加する」と言われるので、そう言われたら断るわけにもいかず、書けることも限られそうな気がしています。

たぶん私は、いま働いている会社では、このエピソードでいう「社長側」の人だ。私の肩書きは「執行役員管理本部長」なんていう、偉そうなものがついている。でも、「ある程度社員に何でも話してもらえてるわ〜」なんて自分では思っているわけである。かなり痛い奴だ。たぶんこの社長も同じことを思っているはずだ。「遠慮されている側」は、気づかないものなのだ。状況を把握するために、社内では私も「社員のtimes」にかなりの数はいっていて、いろいろ状況を把握するために助かっている。でも、それも実は微妙なのかもしれない。自分では確認のしようがないことだから、これは難しい。ここから先は「自分には本当のことを話してもらえていない可能性」を踏まえて、いろんな事をしていく必要がありそうだ。これに気づかせてもらいました。

いま働いている会社には、私よりも肩書きは上なのに「たぶんこの人に相談するときに社員は遠慮しないだろうな」という人が何人かいる。悪く言うと、「社員に舐められている」とも表現できる。そういう人達が実態を把握しやすいというのもありそうだ。ここもいままで考えたことがない視点だった。そういう人達はみんな「人格者」だし、「ゆっくり話す」。これ重要で、早口の人は多分そうはなれない。ここは重要だと思う。

あと、今回話してくれた方は、ブログをみて、周囲に話を聞いてみたり、実際のアクションをしてみたりする、かなり珍しいすごい人だと思う。実際にあのブログ記事は10万PVぐらいいっているが、本当に行動してる人はどこまでいるんだろうか。たぶんそんなにいない。そういう意味で、同じような問題意識を持った人はこの人と話してみるのが良いと思います!!




誰かが書いてたけど、サポートしてもらったらそのお金をだれか別の人のサポートに回すと書いていて、それいいなとおもったのでやります!