子どもの頃のお小遣い制度

皆さんが子どもの頃って、お小遣いってもらってました?

貰っていたとして、それは毎年何もしなくとも必ずもらえるものでしたか?

私にとってお小遣いは、自分の労働に対して支払われる対価でした。

それってバイトじゃ……って思うけれど、本当にそうで、働かないとその分お小遣いを減らされたり、その次のお小遣いはなかったりしました。

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当時は、他の家のみんなは何もしなくても貰えてるのにどうして私だけ……って思っていましたが、大人になって思うとこの制度は物凄く理にかなったものだったなと思うのでご紹介します。


我が家ではお小遣いがもらえる年齢になると、何か1つ家の手伝いをしなさいと教えられました。私の時は夕食のお皿洗い。弟はゴミ捨てと夕飯のお米を炊くことだったと思います(弟はゴミ捨てだけだと簡単すぎるので2つでした。)

で、この仕事をサボると「あなたの仕事でしょ!」と怒られたし、お小遣いを減らされました。

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当時はお母さんが楽したいだけだと思っていましたが、よくよく考えるとこれは"働く"ということを教えてくれていたんですよね。

"お金を稼ぐこと"と言った方が分かりやすいでしょうか?

大人になると、社会に出て、勤務先で労働をし、その対価としてお給料をもらいます。

私の家族は、家族という失敗が許されるコミュニティーで、このことを教えてくれていたのです。

社会では、自分の仕事をサボって減給で済めば御の字。ヘタしたらクビですものね。笑

自分の労働の対価として、お金が支払われる。

当たり前のことではありますが、小さい子に教えるのってなかなか難しいのではないかと思います。しかし、私はこの制度のおかげで、これが社会で生きていく上で当たり前のことだとすんなりと受け入れられたような気がするのです。


それから、社会に出てひとり暮らしをする時に必要になるのが家事のスキルです。

我が家の制度は、お小遣いをもらうと同時にこの家事のスキルも身につく最強の制度だったのではないかと今更ながらに思っています。

毎日毎日お皿洗いをすれば、そのうちこの"ご飯を食べ終わったらお皿を洗う"という行為は自分にとって当たり前のことになります。

家事って、めんどくさいじゃないですか。そのめんどくさい家事の1つを、小さい頃に自分の当たり前にできたことは、私にとってとても大きな財産になったなと思っています。

また、夕食のお皿洗いをすることによって、夕食の準備をすることにも興味が湧いて、たまにではありましたが夕食の準備を手伝うこともありました。

私はこうして少しずつ少しずつ、大人になるための準備をしていったような気がするのです。

当時は理不尽に思えたお小遣いの制度も1人でお金を稼ぐようになり、家事をするようになった今、ありがとうの気持ちでいっぱいです。


もしこれからお小遣い制度を導入しようと思っている保護者の皆さまはよろしければ参考にしてみてくださいね!



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