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ただこれだけが真実

昨日久しぶりに彼女に会った。
日曜日の夜から月曜日の夜にかけて、ということで、久しぶりにお泊まりもした。
会えない日は毎日少しだけ電話をするようにしているし、そうでない時もLINEは続いている。

久しぶり、といっても、1ヶ月半くらいだったけど、付き合い始めて2年半くらいが経過している中でこれだけ会わなかったのは初めてだった。
お互いの仕事の休みがなかなか合わなかったり、予定が合わなかったりした。

会ってみると、昨日も会っていたかのような、安心感があった。
やっぱりこの人だなあと思う。
この人じゃなきゃダメなことはきっとないだろうし、きっと別れてもなんとか人生は続いていくんだと思うけど、この人といたいと思う。
ただこれだけが真実。

だらだらと惚気話をするつもりもないんだけど。

会わない間少しナーバスになって、これからのことを考えたりした。
彼女の状況も変わって同棲に向けて少しずつ動き出していくような形になった。

少しずつ、人生が動き出していく感がある一方で、やはり俺は結果よりも過程を楽しむ人間だと知る。

仕事もやっと契約が取れた。実に1ヶ月ぶりだ。
昇進してからダメダメだったので、よかったと安堵する気持ちもあるけれど、なにより、商談が楽しかった。
結果ありきではあるんだけど、もうその一件は過去になってしまって、なんか少し退屈だ。
やっぱり、結果に固執して走り続ける自分が好きなだけで、いざ達成してしまうと、また走り始めなくちゃいけないのかぁと、疲労感がある。

結局頑張っている自分が好きなだけなんだよなぁ、その向こうにいる人のことはそこまで見えていないというか、そのゴールにお金や好きな人がいたらそれが一番いいんだろうけど、それでなくとも頑張ってる自分に酔えるうちは頑張れる。
逆にゴールがどれだけ魅力的でも頑張ってる自分に酔えなかったら頑張れない。
そんな感じ。
だから仕事はインセンティブのある仕事を選んだし(とはいえ、フルコミに飛び込む勇気はなく、固定給比率の高い会社を選んだ)、彼女はこの人のために変わろうとか頑張ろうとか思える人を選んだ。
たまに俺は俺自身に一貫性がないなぁとか、何をしているんだろうと思うけれど、書いてみるとある程度自分が生きていくのに即した選択をし続けて来ているんだなとも思う。
仕事はいつまで今の職場に居続けるかは別として、やっぱり常に試されていたいと思うし、出来ることなら彼女とはずっと一緒にいたい。

恋愛ってその点、ずっと過程ですごいな、と思う。トッポみたいに最後までチョコたっぷりだ。
てっきり、2年間くらい付き合ったらその人のことを何となく全て理解した気になってしまって、飽きたりするんだろうか、と思っていたけれど、そんなことはない。
いわゆる停滞期的なものはあれど、彼女も生きている以上常に変化していくし、日々いろんなことを経験する。
だから、話すたびに会うたびに彼女の知らない一面を知る時、俺は全く別の世界の地図を見ている気持ちになるし、それが嬉しい。
二人で行ったことのない場所に行って、彼女の瞳に反射するその風景を見るたびに、2人でどこまでも行こうぜ‼︎と思う。
付き合う前から付き合ってから、同棲、結婚に至るまで、それぞれに節目は用意されていても、そこがゴールではない、と思っている。
両親を見ていてもそう思うし。

結果は自分が楽しめる、あるいは頑張れる過程の副産物。ご褒美として生きていけたらいいよなぁって思う。

とりあえず今はこれでいいし、今はただこれだけが真実。

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