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外国人選手来日!競輪界が賑わいます!

今年も短期登録選手として外国人選手達が来日しました。毎年、4月~半年間弱、オリンピックや世界選手権などでメダルを獲得するような外国人選手達が日本の競輪に参加しています。

競輪とは日本が生んだ世界のスポーツです。
オリンピック種目でもあり、競技人口もかなり多いです。参加するにあたり、約1ヶ月競輪学校で講習を受けます。やはり国際ルールであるKEIRINのルールと、日本国内で行われる競輪のルールとはまったく違います。世界で活躍する外国人選手達は国際ルールのKEIRINは走り慣れていても日本国内の競輪のルールは、公営のギャンブルということもあり、公正安全を保つため、しっかりルールの勉強と模擬レースをして本番に備えています。

模擬レースでは、静岡県の修善寺にある競輪学校で講習しているということもあり、静岡の選手にお手伝いをしてもらい、何レースも模擬レースをし、ありとあらゆる想定のレースを行っています。ちなみにぼくも静岡の選手として模擬レースのお手伝いをやっています。そしてさすが世界の超一流選手!飲み込みが早い!!あっ!という間に日本の競輪ルールをものにして、滞りなくレースをしています。

さて、国際ルールのKEIRINと日本国内の競輪ルールではどのような違いがあるのかというと、まず、以前も説明したように日本の競輪は地区ごとにラインというチームを作り、それぞれの役割を果たしラインで上位独占を目指します。しかし、国際ルールではライン線の戦いではなく完全に点の戦いになっています。すなわち1人1人の力の勝負になってきます。もちろん他の選手をブロックするような横の動きもありません。自転車の部品にも規制はなく、それぞれ国の維新を掛けて国家レベルでフレームや車輪、パーツの開発を行っているので、国際大会では各国様々な自転車で走っている姿を見ることが出来ます。このように毎年、準備万端にして本番のレースを迎えている流れです。

今回の外国人選手は・・・
テオ ボス選手(オランダ)、ジョセフ トルーマン選手(イギリス)、マシュー グレーツァー選手(オーストラリア)、マティエス ブフリ選手(オランダ)、シェーン パーキンス選手(ロシア)、シュテファン ボティシャー選手(ドイツ)、デニス ドミトリエフ選手(ロシア)の7人です。

なかでも注目はグレーツァー選手!2018年のワールドチャンピオンです。日本で行われる外国人選手を交えたレース。外国人選手とラインを組みレースを行わなければなりません。日本の競輪では登録してある都道府県で地区別のライン戦なので、外国人選手はどこの地区に属するのかというと、競輪学校で模擬レースを行ったり、日本滞在中は競輪学校付近に住み、トレーニングも競輪学校でやっているといことで、なんとなく静岡登録的な雰囲気になっています。なのでぼくは外国人選手と連携する事が今までも多くあります。

注目のグレーツァー選手は昨年も来日し、日本の競輪を走っていました。昨年ぼくも何度も連携し、世界のスピードを体感しています。他6人の選手とも連携したことがあるんですが、どの選手もスピードが半端ないので付いていくのがやっとです。ここだけの話、外国人選手の1着は硬いです。2着を流せば車券は確実にとれると思います。

東京オリンピックも間近に控えるなか、ぜひ、世界のスピードを競輪場まで見にきてください。

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