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競輪選手のレースの斡旋方法

競輪場は全国に43場あります。そして競輪選手はその43場にオールシーズン斡旋され走っています。では、どのように斡旋されているか。今日は斡旋について詳しく説明したいと思います。

ざっくりですが、経済産業省管轄のJKA(日本競輪協会)が母体となっています。その中の斡旋課という部署があり、全国に約2200人いる選手達を全国の競輪場にそれぞれ斡旋している形になっています。1ヶ月に2開催は斡旋されることは確約されていて、月によっては3開催斡旋されることもあります。斡旋本数も、すべての選手に均等になるようなっています。

その斡旋の通達が、約1ヶ月半前ぐらいにきます。そこで自分のレースを把握し、そのレースに向けて予定を立ててトレーニングをしています。そして、その通達はメールで来るので、IDとパスワードを入力して申し込みをします。

その昔ぼくがデビューした当時は、なんと往復ハガキでした。返信用のハガキに参加か不参加を明記し、印鑑を押して返送していました。今はだいぶハイテクになり便利になりました。スカパーの競輪専門チャンネルであるSPEEDチャンネルもなく、ライバルの走りを常に観察し対処法を研究するといったような環境もまったくありませんでた。

そして競輪参加時も選手登録証というものを選手管理に提出し、参加受付を現場で行っています。選手登録証には選手手帳というものが付いており、そこに参加状況や過去のレース状況、身体検査の結果などなどが記載されているんですが、それがすべて手書き。これはいまだにアナログですが、いよいよこれもデータ化され12月から機械でスキャンすればOKになります。

あらゆることが電子化され、競輪界も時代が変わろうとしています。

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