銀河フェニックス物語 【出会い編】第三十八話 運命の歯車が音を立てた (まとめ読み版①)
・銀河フェニックス物語 総目次
・<少年編>腕前を知りたくて (上)(中)(下)
・<出会い編>第三十七話「漆黒のコントレール」
「フェルナンド、ったくどういう筋書きのシナリオなんだ?」
警備担当の控室でレイターさんが僕に突っかかってきた。
「僕が書いたわけじゃありませんよ」
「俺のティリーさんに手を出すなよ」
そう言い捨ててレイターさんは、一足早く惑星デューガ・ワンへと出かけて行った。僕の従妹である営業のベルをフェニックス号に乗せて。
僕がティリーさんに手を出さ