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【海族冒険家の石川仁さん、1000万円まであと少し!】

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数千年前の『葦船(あしぶね)』で4000kmの古代航海へ!

サハラ砂漠をラクダと半年間単独2700kmの旅をしたり、アラスカでエスキモーと暮らしたり、標高3800mのチチカカ湖を120日間かけて葦船で一周したりしている冒険家の石川仁さんの話を聞いてきました。印象に残ったキーワードは情報とテクノロジーという言葉。
これが僕らが使っている、いわゆるインターネットやパソコンの概念とは若干異なるもので、もっと壮大な自然のテクノロジーや情報という意味で、とても興味深かった。

気温が60度の砂漠では現地の人は1日4リットルの水を飲むそうです。慣れない頃、仁さんは1日10リットルの水が必要だったそうです。ところがだんだん体が適応してくるそうです。
それは水の情報が、腸経由で脳に送られて適応しているのではないかと、、
また、何日も砂漠を1人で旅していて木を見つけると話しかけるのだそうです
圧倒的な自然の中にいると人は自然と対話することが当たり前になるそうです。
そこで暮らす人々や先住民族は食べ物や自然が持っている情報と交信しているのだと、、
そう考えると自然界の持つ情報量というのは人が作ってきたものに比べ計り知れないほど膨大です。人工的なテクノロジーに囲まれていると見失う感覚ですね。

つまり、私たちが人工的に作り上げたテクノロジーとは別に自然の中の生態系や、それこそ石や水にも情報があって自然と暮らす人たちは常にその情報とやり取りをして生きているというのです。仁さんはこれもテクノロジーと言っています。そもそも、私たちもDNAの情報(設計図)をもとに構成されていきます。そう考えると人間自体も自然の情報でできているわけです。

そして、この次の冒険は2021年以降 葦船でサンフランシスコからハワイまでの4000kmの太平洋航海を目指すプロジェクトが進行中。

葦船がまたとても興味深い!
葦でできた船は船底が腐って魚の餌になる、フジツボや海藻が付着する。そこに魚が集まりそれを食べる、その魚を釣って人が食べる。船体の微生物が常に発酵していて、キノコが生えたり、アリが住んでいたり、、生物たちはこの船の中でデータ交信しながら共存している。まさに生態系がそのまま船になっているノアの箱舟。走る生態系のようなものらしい。船は全てが自然からつくられているので、役目を終えると船は土に還る。
乗組員は船をコントロールしているというよりはこの生態系の一部にすぎない。

昔読んでいたラブロックの「ガイア仮説」とかライアル・ワトソンとかを思い出した。
人が作ったテクノロジーの進化は生活を合理的にし、豊かにするものだと信じて進化させてきたが、最終的に人がコントロールできないことや予測不能ということが見えてくることで自然の持つテクノロジーにあらためて気づく機会になるのではないか、、、と思った。

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