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キャッシュレス社会、日本ではまだまだくすぶっているみたいです…!

皆さん、PayPayやってますかね。
お昼ご飯の支払いに、バーコードをピッとしてもらうだけで、20%も返ってくるし、会計も楽チン。
   
が、日本でまだまだキャッシュレス社会になるには抵抗がある。今回の内容は当たり前の話だが、意外とみんな説明出来ないお話だ。



まず、単純に考えてみると
データ化されたお金、のセキュリティなど、信用面の欠落が大きい。


キャッシュレスとはまた別の話だが、仮想通貨の取り扱いでも過去に取引所がハッキングを受けた。

これにより、
見えない通貨という概念に抵抗感を増幅させてしまった。
(またこれは別の機会に語る話だが、ブロックチェーンそのものに欠陥があったわけではない!)


しかし、よく考えると、
データ化されたお金、に対して抵抗がある、という発想とは逆さまな発想な気がする。


現金の信用度が高いのだ。


日本は世界一現金の信用度がある国と言われている。
要するに、偽造されているなどの疑いが著しく低い、ということだ。
なんなら、新しい紙幣が出ることまで決まってしまっているので、まだまだ現金で戦っていく姿勢をみせてしまったに近い。


昔から治安だけはよく、犯罪は圧倒的に少ない。
失業率も世界有数の低さから、

クレジットカードを持つ人の割合が圧倒的に多いのも要因の一つだろう。
カード一つ持っておけば、スマホを持つより楽でもある。


その反面、参考までに近年成長著しい中国とインドはどうだろうか。

中国の支付宝(Alipay・アリペイ)、We Chat Pay、インドのPaytm(ペイティーエム)


これら企業は、随分早くから国のキャッシュレス化を進めてきた。

何より原因は現金に対する信用のなさだろう。
中国はATMから偽札が当たり前のように出てくる環境だ。

また、当然貧富の差が激しい両国では、クレジットカードという概念も浸透しづらい。



要するに、日本の治安の良さや、経済を真面目に支えてきた面は現金を信用のあるものとする考え方を作ってしまった。
それは大きな障壁だ。なんとも皮肉な話だ。


現状、ポイントの付与率が低ければ、クレジットカードに淘汰されるわけで、生半可なキャンペーンではキャッシュレス企業の王座には立てない。

だからこそ、PayPayでは100億円還元キャンペーン!なんて施策を打ったのだが、結局これも景品表示法グレーゾーンとのことで、終わってしまった。
ただ、しかし強いインパクトを与えたのは間違いない。


この日本では今後、メルペイ、LINEペイ、そしてPay Payのどれが最前線に立つのかは全くわからない。