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【ULR】ミニマムな録音機

UltraLight Recording においてミニマムな録音機といえば、真っ先に思いつくのが「スマートフォン」でしょうか。ステレオで録れないし、ほとんどの場合録音レベルが自動調整されてしまうけれど、ナイスな場所(位置)にスマホを置けば中々良い録音ができます。パッと出してサッと録れる、その機動性はピカイチ。

次に思いつくのが、ハンディ・レコーダー。これには選択肢がありすぎるので特定の機種を薦めることは避けるけれど、買うなら外部マイクロフォンを接続できるタイプを。なぜなら、ハンディ・レコーダー内蔵のマイクロフォンを使う場合、マイクロフォンの “間隔” が固定されていて、間隔を広げたくとも叶わないのです。X-Y 方式の場合問題ないけれど、A-B 方式の場合にはその “間隔” が極めて重要になってきます。空間のひろがり、音源との距離感などを描写?するキー・ポイントです。

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写真のマイクロフォン・バーは、フィールド・レコーディングにあたって10年ほど前に自作したもので、マイクロフォンの間隔を無段階で調整できるスグレモノ(自画自賛)。最初は普通の針金で作ったのですが金属の響きがほんのり香ってしまったので、「自由自在」とかいう柔らかめの針金をツイストドーナツのようにひねって強度を持たせて改作。安い、軽い、そして半分の長さになる!……これはフィールド・レコーディンにおいて大助かり!

難点は、強風でわずかに揺れてしまうので、厳密にいうと音がややブレてしまうこと。ただ、人間の耳(顔)だって固定されているわけでもなし、何となく聞いただけではわかりません。そもそも、強風下では別の手段を使いますからね。

音楽用には、あらかじめ間隔が決まっている「棒」を用意しているので、またの機会にご紹介できればと思います。まあ、単なる棒なので、紹介するまでもないのですが^^

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