意味のないものは不要か

水切りカゴを断捨離した話を書いたが、かといって無意味な物事が不必要かというとそんなことはないと思う。

山に度々入ると、無意味な音で溢れている。これが例えばマンションの中だと意味のある音がほとんどで、それが如何に不自然なことかよくわかる。

音の技術に「ディザ」というものがあってこれを簡単かつ乱暴に説明すると、わざと微かな雑音を加えることで、繊細な音を聞きやすくする技術。コンサートホールでも、無響室のような静けさを追い求め過ぎると、かえって小さな音は聞こえなくなるようだ。

意味のある音はうるさいが、無意味な音は心地よかったりする。

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