私が星の旅人だった頃
発熱で丸2日寝込んだ。
しかし寝返りを打てないほどに痛む身体より、放り投げてきた山のようなタスクを思い出すことの方が苦しかった。
徐々に引いていく熱に代わって、もう出社したくない...という思いがどんどん自分を蝕む。
「会社に行きたくない、月曜日までにどうにかして地球が滅亡しますように」と心から祈った。
人生の大半を費やす仕事に全力であることは「善く生きること」だとされている。もはや「人生≒仕事」であるという思想を目にしない日などなく、自己啓発本、電車の吊り広告、SNSや動