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出雲大社に行くことになったので、古事記と万葉集を読んでみた。出雲と聞いて思い浮かんだのが須佐之男命(スサノオノミコト)と柿本人麻呂だったからだ。 古事記は、神代から推古天皇の時代までを記した、現存する日本最古の歴史書である。序文と上・中・下の3巻で構成されており、特に神代の神話が描かれた上巻は、天照大御神や因幡の白うさぎなど聞いたことのある名や伝説がそこかしこに登場する。 日本の神様たちは多様で、良くも悪くも人間らしい。優しい神様もいるけれど、怒り、恨み、時に狡猾で