特殊詐欺
◆弁護士 飛田 博
遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します!
それでは2023年最初の記事です。
2023年1月6日日経新聞電子版17時45分配信
「特殊詐欺情報に最高100万円 兵庫県警、摘発へ全国発」との見出しの記事から
(飛田コメント)
私は、基本的には民事事件専門ですが、刑事事件のうち国選事件だけは、弁護士になりたてのことからずっと取り組んでいます。昨年は特殊詐欺(昔のオレオレ詐欺)のケースも扱いました。
特殊詐欺のうち、電話をかける役割の人や、現金を受取る役割の人(受け子)は、会ったことも顔も見たこともない組織の人の電話やラインによる指示に従い、本当に犯罪の一部しか担当していないわけですが(したがって、罪の意識も感じにくい)、特殊詐欺は社会的に大問題であることもあって、裁判における刑は、全て被害弁償ができているような例外的な場合を除き、初犯でも実刑が普通です。そのような末端の人は、普通の人が、Twitterなどで、安易に「高額のバイト」の募集に応じて、犯罪に手を染めるようになるわけですが、私の経験からすると、絶対に割のあわない行動ですので、やめた方が良いです。
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