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ファスト映画による著作権侵害

◆弁護士 飛田 博

2022年11月18日 日経新聞朝刊2頁

「ファスト映画 賠償5億円」「無断で短縮版 再生1回200円算定」「東京地裁命令 利益大幅に上回る額」との見出しの記事から

2人は2020年に日活や東宝など13社が著作権を持つ映画54作品を編集、動画投稿サイトで公開し約700万円の利益を得たとされる。
判決は映画会社側の主張に沿い、動画再生1回あたりの被害額を200円に算定。2人に請求全額にあたる5億円の賠償を命じた。2人は刑事でも有罪が確定している。

(飛田コメント)
 インターネット時代になり、安易な著作権侵害が横行し、それによってクリエイターが稼ぐことができず、結局、優秀な人たちが映画界に集まらず優れた作品もできなくなって、最終的に(回りに回って)損をするのは我々一般の人間ではないかと思いますので、著作権侵害については厳しい対応が必要ですね。この判決が安易なファスト映画編集やアップロードに対する抑制として働けば良いと思います。
 我々見る側も、安易に動画投稿サイトに違法にアップロードされている映画を見たりすることはやめなければなりませんね。

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