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大切なのは、情報を正しく漏れなく伝えること。「officee」の土台となるデータベースのプロフェッショナルでありたい

47グループには、新卒入社と中途入社のメンバーがそれぞれ約半数ずつ在籍しています。
今回は新卒入社9年目、47株式会社の事業推進部で働く阿久津(あくつ)さんにインタビューをしてみました。

<プロフィール>
阿久津 成(あくつ みち)
東京都出身。2012年に47株式会社に新卒入社。
オフィス仲介事業のデータベース構築を担当。

目の前の作業で精一杯だった1年目。ずっと同じ部署だからこそ、見えてきたものがある

── 入社年とお仕事の内容を教えてください。

阿久津:2012年に新卒で47株式会社に入社しました。
1年目から現在に至るまで、ずっと「officee」のデータベース更新を担当しています。

主な業務としては、仲介コンサルタントがお客様に紹介するオフィス物件の情報を、ビルオーナー様や管理会社様から集め、それを整理してサイトに掲載しています。
物件の情報というのは、例えばビルの建物概要や付帯設備、貸室の空き状況などです。特に空き状況に関しては変化が激しいので、情報のメンテナンスをすることも怠りません。

── 業務の中で特に気をつけていることはありますか?

阿久津:気をつけていることは、主に2つですね。
1つ目は、物件の掲載漏れを極力減らすこと。
他のサイトには掲載されているのに、「officee」には掲載されていない、という状態が起こらないよう努力をしています。

2つ目は、間違わないこと。
データベースの仕事は、情報の仕入れの部分にあたるので、「officee」の最も重要な土台でもあるんです。
自分の入力した情報が間違っていると、オーナー様や管理会社様に対してはもちろん、サイトを見てお問い合わせしてくださるお客様にも多大な迷惑がかかってしまいますし、社内でも仲介コンサルタントが適切に物件選定できなくなってしまう恐れがあります。後々大変なことになってしまわないよう、とにかく間違いのないように頑張っています。

── 9年間同じ業務を担当してきて、見える景色は変わってきましたか?

阿久津:正直にいうと、1年目の時は自分の仕事自体もよく理解できていなかったです(笑)。
とりあえず目の前にある大量の空室一覧表を見ながら、データベースを更新し続けるので精一杯でした。一つひとつの作業においても、何が大事で、何が大事ではないか、ほとんど区別ができないまま、ひたすら業務に取り組んでいました。
今は、仲介コンサルタントの動きからお客様のニーズを察知したり、市場の変化にもアンテナを張りながら、作業の優先度をしっかり判断して業務にあたっています。
例えば、この面積帯やエリアが特に重要だから、優先的に情報を更新しよう、とか。一言でいうと、仕事の緩急をつけられるようになりましたね。

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単調な業務だからこそ「変化を楽しむ」。大事なのは、嘘をつかないこと。そして、自分本位にならないこと。

── データベースの更新というと、毎日コンスタントに、淡々と行う業務というイメージが強いですが、チームメンバーのモチベーション管理で工夫されていることはありますか?

阿久津:一日中ずっと同じ作業を繰り返しているので、単調でもあり、モチベーションの維持は難しいです。
なので、チームメンバーには違う業務を急に振ってみたりすることもあります。
始業前の段階で、今日どのメンバーに何をお願いするかは決めているのですが、それをあえて本人にすべて伝えず、午後になって突然依頼したりするんです。
エンドレスな作業を、意図的に一回切るというか。

ちなみにこれは、チームメンバーとの会話を増やすきっかけづくりでもあります。皆さん非常に真面目なので、各々が自分の作業につい没頭してしまい、コミュニケーションが減りがちなので(笑)。

── 業務を行う上で、大切にしていること、譲れないことはありますか?

阿久津:嘘をつかない、ことを大事にしています。
データベースの更新をしていると嘘か本当かわからない情報が出てきます。例えば、同じ物件なのにA社に確認すると「空きあり」と言われ、B社には「空きなし」と言われる。一体どちらが正しいかがわからない、といった感じです。
もし誤った情報を「officee」に載せてしまうと、社内外の多くの方に迷惑がかかってしまいます。
不動産業界の特性上、情報を100%正確に掲載するのは難しいことですが、長いデータベース構築のキャリアを生かして経験則から判断し、できる限り正しい情報を掲載できるようにしています。

── チームメンバーに常に伝えていることはありますか?

阿久津:データベースに情報を登録する時は、自分本位にならないように、と伝えています。簡単にいうと、説明不足な状態にしておかない、ということですね。
自分だけがわかっても、相手に伝わらなければ意味がないので。

例えば、物件の空室が出たときに「空きました」という記録だけ残すのでは足りなくて。
それがどこから得た情報で、仲介コンサルタントが今すぐお客様に紹介していいのかどうか、いつ誰が見ても同じ解釈ができるように詳細な記録を残しておく必要があります。
そうしないと、質問のやりとりが発生して二度手間になってしまうからです。
自分以外の誰かがデータベースを見たとき、どのような行動につなげていければいいかがわかるような書き方をするよう、チームメンバーには指示しています。

── 仕事をしていて、達成感を感じるのはどんな時ですか?

阿久津:自分がデータベースに登録した新着の空室情報を見て、仲介コンサルタントがいち早くお客様に紹介し、スムーズに契約までつながった時は、すごくうれしいです。

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苦手なことも含めて取り組んだ先に、「プロフェッショナル」としての業務がある

── 9年目になって、どんな「よんなな人」でありたい、という像はありますか?

阿久津:47は、いい意味で上下関係がほとんどない会社だと思っているのですが、自分自身も社歴が長いからといって偉いとは思いませんし、むしろ新人の頃の気持ちを忘れないように心がけています。

社会人としての経験を積んでいくと、“当たり前”になることが増えていきます。
昔は自分も、わからなくて苦労したり、「これって聞いていいのかな?」と不安になったりしていたはずなのに、いつの間にかその頃のことを忘れてしまう。
それでは、入社間もないメンバーの心に寄り添えないと思うんです。

だから、どんなことでも「こんなの知っていて当たり前でしょ?」とは思わずに接するようにしています。

── 後輩には、どんな「よんなな人」であってほしいですか?

阿久津:自分の長所を見つけられる人であってほしいと思います。

私自身は、新卒研修の時にデータベースが自分に一番合っている、興味を持てると思って、そこから9年同じ部署にいます。
色々な部署を転々とするキャリアもありますが、一つの場所にとどまって、そこでプロフェッショナルになる、という成長の仕方もあるのではないかと。

ただ、自分が1年目の時に言われてすごく印象に残っているのは、「すべてのことを平均的にできるようになりなさい。そのうえで何か一つ、長けている能力を身につけなさい。」という言葉でした。
「自分はこれが苦手だからやらない」ではなく、すべてを一通りやってみた上で、得意なところや自分に合う部分を伸ばしていく、というのが大事だと思っています。

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誰もが同じクオリティの業務を安定的に提供できる。データベースチームはそんなプロフェッショナルでありたい

── 最後に、これからの業務や、47に対する阿久津さんの思いを教えてください。

阿久津:データベースチームは、社員だけでなく大勢のアルバイトさんが在籍しています。
チームメンバーの誰もが、同じクオリティで安定的に仕事ができる。それが、プロフェッショナルとしてあるべき姿だと思っています。

これからも、アルバイトさんを含め、チームのみんなで一体となって、「officee」の情報をわかりやすく正確に保つことで、47グループ全体のサービス提供価値を上げ、お客様のゆたかな未来をはぐくむワークプレイスを増やしていけたら、と思います。

(インタビュー:人材開発部 熊野 薫)

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