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自分の文章についてツラツラと

僕は箕輪編集室でライターチームのリーダーをやっておりますが、文章が得意だと感じたことは今まで生きてきて一度もありません。

今でも自分の文章は嫌いです。書いた記事を読み返すことなんてまずありません。とても恥ずかしく、気分が悪くなるからです。

仮に評判がよく、「あの記事良かったね」と人から言われても、あまり嬉しくないんです。逆に「あそこは失敗しちゃったね」「あの部分は少し迷いがあったね」「あの部分は○○を意識しすぎて中途半端になっちゃったね」と、こちらの心のうちを見透かした指摘をしてくる人が表れるとなんだか嬉しくなります。

「そうなんだよ・・・・そうなんだよ・・・・」と

記事を書き終えた後は、いつも決まって後味が悪いです。出来が悪い記事しか書けない己への不甲斐なさ、取材対象者への罪悪感。「なんでこんな感じなんだろーなー」「なんでもっとこう、、、なめらかにかけないんだろーなー」と。常に打ちひしがれています。己の才能のなさに絶望しています。

毎回毎回、「書くんじゃなかったな」と思います。ぶっちゃけかなり苦しいです。

ただ、書いてる途中は割と幸せなんですよね。自分が書いた文章とにらめっこしながら、あーでもないこーでもないとただひたすら完成度を上げていくその過程は楽しいんです。

理想の文体は常に絶望的なまでに遠い。決してたどり着くことなんてないのだけれど、きっとそこを目指して、後悔と罪悪感に苛まれながらこれからも書き続けるのだろうな。と思う次第。


次回、もう少し。文章についてツラツラと


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