あおにさい

表現を楽しんでいます。 大学1年生。 趣味はBリーグ、推しはシーホース三河。

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脳が溶ける娯楽を知ってるかい?

新たに追記いたしました。よろしければ有料記事もご覧ください。 サウナに出会ったあの日私の趣味はサウナ。 小学5年生の時に整うを知ってから早7年弱。 私は根っからのサウナーだ。 きっかけは推しYouTuber東海オンエアの サウナ企画を観て、真似してみて味わったのがきっかけだ。正直、それまではなんでサウナがいいのか、 水風呂がいいのか、分からなかった。 暑いところに数分、寒い水に1分弱。 そんなものになぜ虜になるのか。 サウナブーム初期に対して懐疑的な目を持っていた。

¥100
    • 貴方を生きる。

      親友が遺したたったその一言。 彼はある日突然、線路に飛び込んだ。 あれから2年が経った今でも、 あの時の衝撃が頭に染み付いて離れず、 まるで惰性で生きている僕。 一生の友達だと思っていた彼は、 実はいちばん途方もなく遠かった。 代わりに生きる使命感か、 はたまた、「いっその事僕も。」と迫り来る諦めか。 彼の最期の一言が頭から離れず、 彼の家族に会い、彼の生涯を追った。 次第に解ける彼の苦節。 生きるにも生きられず、ただ息苦しかった毎日。 ただ、夜に押し寄せる寂しさに浸り

      • 私の心の操縦士

        私の人生にあなたがいなかったら。 私はきっと私では無い。 このルーティンも、マナーも、思いやりもない。 まるで電池切れの玩具のように 怠惰で臆病に生きていたかもしれない。 私の半生であなたの姿は、憎くて、嫌だった。 なのに心のすり減りを感じる毎日にしては、 やけに色鮮やかで、柔らかく、鮮明だった。 この気持ちが私を私たらしめるのだろう。 終わる夏も、すっかり大きくなった近所の子も、 気づけば居なくなった八百屋のおばさんも、 訪れる春も、希望に溢れる保育園からの声にも、

        • 不完全な人生に完全な愛を。

          分からないことが多すぎるこんな世の中では 賢い振りをしても傷ついたりする。 失敗を避けるのに、成功を繕うのに、 笑顔でいるのに、誰かを救うのにムキになって、 自分のあるべき姿、いるべき場所を見失った。 あなたのために私がいるわけではない。 でも、私があなたのためにできることを 探してしまっている私もいる。 人のため、世界のため。 そういうのが嫌いで仕方ない。 笑顔を振りまいてるあいつも、 思わせぶりをしてくるあの子も、 みんな嫌になって潰れて欲しい。 そうやって思ってるけ

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        脳が溶ける娯楽を知ってるかい?

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          戻れるなら、戻れぬから。

          あなたがいなくなってまだそんなに経ってないのに もう長いこと会ってない錯覚に襲われる。 朝は、始まる一日にあなたがいないことを 考えてしまってなんだか体が重くなる。 夜は、あなたがいないことをいちばん深く感じる。 私にとって大切な人だったことを感じてしまう。 想像ができなかったあなたとの別れも、 いざ訪れたら決まりきったシナリオだったように 恋は白黒になって、匂いも感じなくなる。 揺れる街並みと同化して、踊る人混みに紛れて、 特別だったことすらも思い出せなくなる。 少し

          戻れるなら、戻れぬから。

          ネバーフィクション

          君の葛藤や憔悴を食べてしまいたい。 僕が君の隣にいるべきかどうかは分からない。 でも、君の為の言葉を紡ぐことはできる。 言葉にして伝えるのは上手くできない。 半生をかけて造られた人格が邪魔をする。 でも、文章なら君を想う言葉がとめどなく溢れる。 泣きたいなら寄り添うし、怒りたいなら聞くし、 遊びたいなら付き合う、車も出す。 それくらい好き!って無邪気に思えてる。 だから、僕の奥底を知って欲しい。届いて欲しい。 本当の心遣いを、言葉遣いを見て欲しい。 ダメなところは愛さな

          ネバーフィクション

          あなたにとって

          恋の終わりを実感する時、 あなたはあなたじゃなくなる。 紛れもなく、わたしが好きだったのは、 あなたじゃなくて、あの頃のあなた。 あなたのどこが好きなのか、 あなたじゃなきゃダメな理由はなんだったのか、 考えれば考えるほど、 今のあなたの心の中が見えなくなる。 いや、あなたはわたしに心の中を見せなかった。 それを実感してしまう今が1番辛い。 あなたにとって、わたしはなんだったのか。 そんなことまで考えてしまうから、夜が嫌い。 夜が嫌いと感じるのは、あなたがいないから。

          あなたにとって

          耳鳴り

          おはよう、この街は静まることを知らない。 駅員の警笛が鳴り止んでも、 コンビニ以外の明かりが消えても、 派手にさめざめしく夜を奏で続ける。 少女は泣いているし、虫に寝床なんてない。 取り残される僕らは夜明けを待つだけだった。 雨脚と喧騒が強まって、頭痛を強く感じるような 夜だった記憶が薄らとだけ残る。 あんなに嫌がってたのに 僕らはすっかりだらしない大人になっていた。 曖昧な言葉で埋まって眠るよりも、 この一時に潰されるこんな夜が愛おしい。 疑って憎んで、嫌悪感を抱いて

          付け合せの恋を

          期待を寄せすぎたこの恋は、 いとも簡単にちぎれたね なんで泣きたい夜にいてくれないの? 思っていたより残酷に冷酷に、 一瞬で終わっちゃったね 私じゃなきゃダメが欲しいんじゃなくて ただ、そばにいて手を繋いでいてほしかったの あなたじゃなきゃダメな理由なんて 考えたって別に出てこないよ こんなに泣けるのは聞いてないよ 綺麗なところばかり見せないでよ 嘘は嘘って言ってよ 笑ってる時の写真が残ってるのも あなたと過ごしたこの部屋も ただただ寂しくなるだけだね もういい、1

          付け合せの恋を

          あなたがわたしを掴んで離さない

          世界がすべてを忘れたとしても 私はあなたを忘れない すっかり冷え込んだ22時前 あなたの後ろ姿はすっかり遠かった 出会ったことも後悔するほど やけに痛く冷たい想いを肌で感じた 自分に言い聞かせて繋ぎ止めていた 未来への希望も あなたの一言が終わりを告げた あなたの言葉に踊らされて喜ぶ自分が 馬鹿みたいで、自分を失っていくけど どこか心地よくて、まだこうしていたかった 騙されていたかった 忘れたくない 忘れちゃいけない 忘れられない 前を向こうとするわたしと 前を向け

          あなたがわたしを掴んで離さない

          思い出はお薬

          自分の弱さが嫌になる時 自分の過去を情けなく思う時 自分の過ちを悔いる時 自分の生き方を見返す時 大きな分岐点を迎える時 貴方の傍には、思い出がある おそらくそれは、綺麗なものでは無い 楽しかった日々の中には、 自分の我慢、相手の我儘、 苦しかった毎日の原因はあれだったのかと 自分の積み重ねをも恨みたくなるかもしれない いつの間にか忘れたあの喧嘩 一緒に行ったあのお店 見つけた近道 借りたタオルの匂い プレゼントで貰ったハンカチ 趣味だって、特技だって、 今になってやっ

          思い出はお薬

          素朴な疑問

          カラスの巣はどこにあるんだろう 信号の色はなんで緑って呼ばないんだろう お酒とかタバコみたいに体に悪いものに 中毒性があるんだろう 3大欲求は誰が決めたんだろう 色って共通認識なのかな 古着は中古なのに価値が上がることあるのなんで 鍼灸で身体の疲れが取れるのどういう仕組み どうでもいいことを考えることが 生活を豊かにするんだな

          素朴な疑問

          初恋

          どうしようもないこの僕の日々を彩ったのは あなたのその笑顔だった 食い違いもタイミングの良さも 過ごした時間もすべて運命なんて表現しては あてもなく未来にすがりついてきた ただただ美しくて愛おしかった 儚かった 君の線をなぞって、存在を確かめあった まるで空気の抜けた生クリームのように 直ぐに消える実感の記憶が薄らと残る ぼくらの愛はそこになかった 何も恐れを知らなかった、君は笑うかな 貰ったものは全て宝物とはまだ言いたくない これが未練というなら悪くは無い 全てが裏目に

          友達としての笑顔

          きみは好きな人の話を今日もしている。 近いようで遠いこの距離。 触れもしないし、会うことだってそうそうない。 僕に見せる笑顔は、友達としてのものって ずっとわかってるし、地に足は付けているつもり。 冗談を言える仲で、誇らしい。 でも、時折こんな夢をみることがある。 今日だけは僕の彼女、今日だけは君の彼氏。 美味しいご飯に綺麗な夜景。 映画を見て、イルミネーション。 夜は家でゲームをするし、そのまま夜は深まる。 こんな日々が、ずっと続いたらいいのにと思う夢。 ありきたりな

          友達としての笑顔

          父さん

          早朝4時、玄関の開く音。 眠る僕らを背に、忍び足をする大きな背中。 一家の支え。僕の憧れ。 いつも無口で何を思ってるか分からない。 声を聞かずに終わる日もある。 でもバスケの話になると やったことも無いくせに語る。 なぜなら、僕ら兄妹が好きだから。 兄妹の好きなものが好きなのだ。 決して自慢できる父では無い。 浪費癖は直らないし、 いつも母に怒られてるし、 見た目もかっこいい訳では無い。 食器は下げないし、 家事はやれるわけない。 でもどこか、追いつけないと感じさせて

          あなたの痛みもぼくの痛みも

          ぼくは、つよい ぼくは、かしこい ぼくは、えらい だから、あなたの助けはいらない あなたの考えは聞きたくない あなたに価値観を押し付けられたくない あなたに叱られたくない だれもぼくの道を決めるな でも、すこしばかりは頼りたい。 守って欲しい。 言えないし、言うつもりもないけど。 あの子は、お金持ち あの子は、人気者 あの子は、おしゃれ だから、欲しいものはすべて手に入る いつでも誰かそばにいる 人目を惹く特別な魅力がある 人との繋がりでここまで生きてきた もう足りな

          あなたの痛みもぼくの痛みも