鼻血のはなし
外出先で、鼻血が出ました。
鼻水かと思ったら、鼻血でした。
なかなか止まりません。絶体絶命の、大ピン血。
私はしょっちゅう鼻血を出しているので、鼻血は平気です(他者の出血は苦手。勝手なものです)。またか・・・と思うだけですが、今回に限っては場所が問題でした。たいていは自宅です。
まごまごしていたら、どこからともなく見ず知らずの方々が現われ、介抱してくださいました。ビックリしました。とても、あたたかい体験でした。
この体験を、絵にしたくなり、描きました。
最近ベクターブラシを使っていなかったので、ベクターブラシで描きました。ラウンドです。新機能が追加されたのに、敢えて基本のキ。
どんなふうに描こうかな、といろいろ描いてみたのですが、なんだかしっくり来なくて、結局かなりシンプルになりました。最近の作品の中で、最もシンプルかもしれません。
血には、CUD推奨配色セットの「赤」を用いました。
いかにも血って感じではないので、心臓に優しいです。
この配色、どこかで見たことあると思ったら、習字でした。
色覚は血液型みたいなものだとふと思いました。
C型、P型、D型、T型、A型・・・。実際はもっと様々でしょうけれど。
CUDの推奨配色セットでは、P型D型の人が赤を見分けやすいようにオレンジ寄りにしてあります。そして、オレンジが山吹色みたいになっています。(見分けやすいようにといっても、それは隣の色その他の条件によっても変わります。今回は特に見分けやすさは気にせず「赤」という名の色を使ってみました。)
色のシミュレータで見てみると
グレースケール(おそらくA型)は
そして、ふと思いました。実際の血の色をP型D型の人が見た場合、そんなに心臓に悪くないのかもしれない、と。A型なら、なおのことです。
血を見ても平気(個人差があるかもですが)というのは生きるのがちょっぴり楽になるかもしれないと思いました。逆に不便なこともあるのでしょうけれど・・・。
すべての物事にはオセロの白と黒みたいに都合の良いことと悪いことがある気がします。見方を変えるとうまくいく気がするのです。白黒ええよんです。あるいは、白と黒だけではなく、もっとたくさんかもしれません。
いわゆる赤って感じのも作ってみました。血の色は難しかったので、自分なりの明るめですが・・・。バケツで色を変えたのですが、指では反応してくれなくて焦りました。先日、指は反応しない設定にしたのでした。それをすっかり忘れていました。「みんなのフォトギャラリー」用に単体のも置いておきます。
そして、色のシミュレータ
それから、あまり変わらないかもしれませんが、グレースケール
自分の作品が誰にどう見えるかはもう気にしないことにしたのですが、ついついシミュレーションをしてしまいました。(描くときは気にしないけれど気が向いたら描いた後にシミュレーションしてみます。)
見分けづらい色がすぐそばにあったら、伝わりやすかったかもしれません。それから、赤もいちばん紛らわしい赤にしたら良かったかもしれません。
今回は色相0彩度100明度100にしました。
その後、RGBでも作ってみよう、どうせならまっかっかのにしようと思い、色相0彩度100明度100のままRGBで表示してみたらR255、G0、B0でした。こうなることを、私は知りませんでした。新たな発見でした。私がつくりたかった色だったので、そっとしておきました。
ありがとうございます。それでは、また。